名づけの呪術性
from 2023/05
名づけの呪術性
https://gyazo.com/da17934160cd5cd1085d3980e15a13b0
https://www.tumblr.com/taizooo/715102030236106752
草花は一度覚えたら、かならず向こうから目に入ってくる https://twitter.com/platerillo78/status/854303384702140416
そもそも知らなければ認識することさえできない、なんてことを思ったり、名の呪術性というのもこのあたりと関係ありそうだと思ったり https://twitter.com/platerillo78/status/854317630752047104
https://june29.notion.site/taizooo-2af3d47eb0bb4788945882d8b3dcb3d5
june29
Joshua Tree Principal を思い起こしますねぇ
Joshua Tree Principal
名前、それは一番重要な「意図を運ぶメディア」
/hub/言葉が先にあって、事実があとから都合よく形作られていく#632b2e95b30c010000513cc9
化物語(マンガ)にこのようなシーンがありました
https://gyazo.com/1669ac87e89124d8144bf5c52e1c3110
人から人へ、口から口へと、言葉が彼のカタチを変えていく
化物語のモチーフには、言葉、名前が先にあってそれが怪異を形作る、というのがあります
これはマンガの中だけではなくて普遍的に行われていることで、形作られるものは「怪異」だけに限らないですよね
どこまでも深い、名前の世界 http://human.kanagawa-u.ac.jp/gakkai/student/pdf/i07/P024-030.pdf
PLUS i No.1~10 | 学生部会の活動 | 神奈川大学 人文学研究所/人文学会
【名付けるとは何か】
「名づけ」という行為には必ず「つける」側と、「つけられる」 側が存在する。 人間はモノに名づける時に「つける」側になる。 どう名づけようとモノは何も口出しできない。 賛成もできな いし、反対もできない。だが、人名となると人 間同士の中で「つける」側と「つけられる」側が存在し、「つけられる」側は自分の名を気に入ったり、名乗りたくないというような気持ちを抱いたりすることがある。時には自分の名がからかわれる原因となる場合もある。
柄谷行人 氏(文芸評論家、思想家) :
個人名こそは「かけがえのないこの私」としかいいあらわしようのないひとりひとりの人間の「単独性」を指し示す唯一無二のものだ。( 『探求Ⅱ』より)
探求
/jigsaw/いとうせいこうによる探究I
買った時にはじめて280円の価値が生まれる
探究
出口顯 氏(文化人類学者) :
自分の名前を自分自身で名づけるという「自己命名」 が、 どこでも原則的には禁止されている中、たとえ両親が子どもの幸せを願って心を込めてつけた名前であったとしても、「名づけ」とは結局のところ名づける者による、名づけられる者に対する「権力の行使」 (ミシェル・フーコー『監獄の誕生』)を意味する行為だ。(『名前のアルケオロジー』より)
近畿大学学術情報リポジトリ 〈書評と紹介〉田中宣一著『名づけの民俗学ー地名・人名はどう命名されてきたか』
書評と紹介 田中宣一著『名づけの民俗学 : 地名・人名はどう命名されてきたか』 | CiNii Research
CiNii 雑誌 - 民俗文化
辻貴志
辻 貴志 (Takashi TSUJI) - マイポータル - researchmap
名づけの民俗学
田中宣一
第一章「物に名をつけること」では、日本民俗学に おける命名研究の歴史、命名体系、命名の力について 概説される。
日本民俗学では、早く (昭和初期)から、人びとの生活の構造を解明すべく命名研究が行われてきた。命名研究を先導したのは柳田国男である。 『地名の研究』 では、地名や地形から地域開発の履歴や可能性が考究された。『蝸牛考』、『野草雑記』、『野鳥雑記』では、 生物の名前の分析から、生物に対する人びとのまなざしが明らかにされた。さらに柳田は、各地域の物・行為・行事に関する言語表現資料集成である「分類習俗語彙集」を編纂執筆した。 柳田の命名研究は、名前にとどまらず、人びとの造語力を追求した。
柳田以降の命名研究は、主に固有名詞に向かった。 渋沢敬三 『日本魚名集覧』では、魚名の収集・分類・ 考察が行われた。 川名興は、植物名にオジイのような 語がつけば本物に類似した植物であることを具体的に 解明した。 地名と実生活の関係に注意が向けられた谷川健一編『地名の研究』、 千葉徳爾 『地名の民俗誌』 などの研究も日本民俗学の命名研究を推し進めた。
現在の日本民俗学は、町村合併などにより消失する 地名の保護に活発ではないが、資料の蓄積は行われて いる。
従来の命名研究は、造語法により、的確さや命名の 由来を重視して展開されてきた。 例えば、 犬 (一次命名) 、飼い犬 (二次命名)、柴犬 (三次命名)、ぽち (四次命名)。
一次命名は幼児でも理解できる。
二次命名以下になると雑種として一括され、個々の名前に関心を持たない心性や生き方が問題となる。
一方で、三次命名、四次命名まで熱心に細分化される。
命名研究は、もはや単なる日本民俗学の言語芸術や口承文芸研究の枠を超えている。
命名の主な目的はモノの記号化と弁別であるが、忌み言葉、祝い言葉、呪文・唱え言に確認できるように、命名には言葉に宿る霊力への期待も込められてきた。
地名の研究
Amazon.co.jp: 地名の研究 (講談社学術文庫) 電子書籍: 柳田國男: Kindleストア
地名の研究 (中公クラシックス) | 柳田 国男 |本 | 通販 | Amazon
図書カード:地名の研究
蝸牛考
蝸牛考 (岩波文庫 青 138-7) | 柳田 國男 |本 | 通販 | Amazon
蝸牛考 - 岩波書店
蝸牛考 - Wikipedia
野草雑記・野鳥雑記
図書カード:野草雑記・野鳥雑記 01 野草雑記
図書カード:野草雑記・野鳥雑記 02 野鳥雑記
野草雑記・野鳥雑記 - 岩波書店
Amazon.co.jp: 野草雑記・野鳥雑記 (岩波文庫) 電子書籍: 柳田 国男: Kindleストア
分類習俗語彙集
Amazon.co.jp : 柳田 国男 "習俗語彙" 国立図書館コレクション
https://gyazo.com/30ab58b0c6e9e18d3467120fa5233b4f
関係あるかも
taizooo / それを知っているというだけで、なにかが通じたように感じる。共通の背景を確認できれば、わかることがふえる
yuta25 / 自分が好きなものを他の人も好きなことを知るとそれだけで満たされてくるなにかがあるような。これはなんていうんですか?
関係あるかも
ページが切り出されると現実が立ち上がり事実が生み出される
言葉が先にあって、事実があとから都合よく形作られていく
地図ができあがれば現実が立ち上がり領土が生み出される
だからキミは使えることばを増やさなければならない