タグクラウド
ソーシャルタギングを行うサイトなどにおいてよく利用されるユーザーインターフェイスで、タグの登録件数や出現頻度、人気度、重要度などを何らかの方法で表現したタグのリストのこと。テキスト文字列を使いながら、視覚的にその割合や重みを表すグラフでもある。
リストの配置は固定的なものではなく、タグの件数や頻度の推移に応じて動的に変化することから、tag cloud(タグの雲)と呼ばれる。使用されているタグをアルファベット(50音)順に並べ、件数や頻度が相対的に多いものを大きな文字で強調して表示す るのが代表的スタイルである。 タグクラウドを最初に採用したのは、写真共有サイト「flickr」だといわれている。これは写真データに付与されたタグ(メタデータ)を表示するものだが、このほかにソーシャルブックマークをはじめ、さまざまなソーシャルタギング・サービスで使われている。また、ブログ構築ソフトやグループウェアでも実装が進んでおり、さらに検索エンジンにおける検索語のヒットの度合い、一般のテキスト(文章)における単語の出現度合いなど、厳密にはタグではない文字を表示する、“タグクラウド風”の情報デザインも各方面でよく見られるようになっている。