強者がメンテを牛耳る世界
一部の強者だけが更新に関与するような世界
たとえば、
立場が高い人達だけがメンテしてる
賢い人達だけがメンテしてる
現状のトップに気に入られてる人達だけがメンテしてる
既に居座っている古参がメンテしてる
権限委譲や秩序維持の観点では当たり前に必要ではあるが、立場の違いが生まれている
強者。メンテする・できる人達
弱者。メンテしない・できない人達
ある意味当たり前の現象だが、それ以外もある。
以下は組織内情報共有の文脈にするが、ネタを出す/反応する x 強者/弱者で4通りに場合分けできる
強者がメンテを牛耳る世界とは、強発強反のこと
一方で、強発弱反も一応強者がメインだが、弱者が反応して軌道修正できる点が違う
強発強反以外もあるということsta.icon
場合分け
強発強反: ネタを出すのは強者のみ、反応も強者のみ
例: トップダウンの階層的組織など
Q: 自分に近しい強者に相談できる場合はこれに当てはまらないのではないですか?
いいえ
「弱者も反応できる」とは、強者が書いた意見に弱者が反応できるということ、反応がちゃんと残って晒されるということ
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何も考えないと(特に組織が大きくなると)これになりがち
現代ではオペレーション型でもなければ力不足だが、多数の無能を生かすのには優れている
そういう意味では必要悪とも言えるかも
強発弱反: ネタを出すのは強者のみ、反応は弱者もできる
例: オープンに情報共有ができるプラットフォームと文化が「両方」あるとこれになる
たとえば役職高い人がちょっとおかしい意見出したときに社員から反対意見がたくさん出るとかはこの状態
「両方」と書いたのがポイント
プラットフォームがあったとしても、文化がないと弱者が反応しない
強者しか使えない空気感、たとえば幹部層とそのお気に入りばかりが更新してりう空気があったとして、そこ読まずに反応できる弱者はそうはいかないよね
これは思っているよりも難しい(少人数の組織はかんたんなので別)
できてそうなの、サイボウズくらいじゃないか?
たぶんSlackの方に居座ってる人の方が多いんじゃない?
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強発強反よりはだいぶマシ。一方的ではないから
弱者の反応が強くなりすぎると「中々進まない」に陥りがち
多数の弱者は反発はするけど、責任取りや舵取りはしたがらない(あるいはそれができるリソースや制度もない)から
弱発強反: ネタを出すのは弱者もできる、反応は強者のみ
例: アイデア募集、Q&A
答える側が強者で、強者が皆のために受け付けますよ的なスタイルはこれになりやすい
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組織内だと意外と成立しづらい
強者側にインセンティブがないから
審査とかレビューといった形でプロセス化・イベント化してしまうことが多い
弱発弱反: ネタを出すのも、反応も、弱者もできる
イメージが湧かない
その井戸端でさえも、書き込んでる人はごく少数。メンバー320に対して、数日に1回以上かきこむ人ってたぶん40人もいないでしょ?多く見積もっても15~20%。つまりまだ足りない
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俺は1は「頭の性能持ってる奴しか書けない」世界になると思ってて、あまり好ましいとは思ってない
もちろん性能良い奴が集まってやるなら良い
し、世の中のWikiのように知識のレパートリーや品質がほしい場合もこれが良い
この場合、「それをメンテできる賢い奴ら」と「手はつけず享受するだけの一般人」に分かれる
後者だけが編集できればそれでいい
前者は編集できなくていいので、前者が編集できるよう寄せる必要はない