ネットの知り合いをリアルで見るには
仮にステルスミート(Stealth Meet)と名付ける。
基本戦略は「その人がリアルで活動するとき」を突く
仕事
何らかのイベントに出ることがある
何らかの団体(≒会社)に属している場合、その団体の建物(≒オフィス)に通う可能性が高い
採用
少人数の会社の場合、選考中にその人がスタッフとして来る可能性が高い
趣味
たとえばものづくりをする人はイベントに出典することがある
コミケが有名
何らかのイベントに参加しているときがある
これを「リアル連携アカウント」と呼ぶことにする
トラバーサル戦略
その人のアカウント名や特徴的なワードで検索して、関連アカウントを手に入れる
その人のアカウント中のフォローフォロワーやその他活動を見て、ヒントを手に入れる
目的はリアル連携アカウントを見つけること
Aさんの知り合いで、Aさんのこともあれこれ公開するようなガバガバな人をガバガバンという ガバガバンを見つけることができたら、Aさんのことも知れる可能性が高い
ひどいと容姿や本名がわかることさえある
交友関係が広い人はガバガバンのようなリテラシー終わってる人とも知り合いになる可能性が高い
ジオゲッス
写真や位置の投稿が多い場合、そこから実場所をジオゲッサー的に推測する
訪問パターンまで読める場合、その日時にその場所に行けば見ることができる可能性がある
今でいうとAIも便利
年齢
20代後半~30代後半はネット文化の世代であり、昔のアカウントも放置されていたりするので難易度が低い
40代以上はネットの活動をあまりしていないのでヒントが少ない
が、何らかのイベントのレポートブログなどでヒットすることもある
20代前半以前は場合による
ネットで活動してる人もいれば、してるけどクローズドベースで表からは探せない人もいるし、もちろんしてない人(消費はしてるけど発信はしてない or ゲストガード突破用の空アカウントがあるだけ等)もいる ガバガバンがいる率が高い
Q&A
Q: リアル連携アカウントってなくない?
Ans: 割とある
そもそもSNSやってる人は承認欲求が高いか、日常に満足していないか、ネットからのつながりを重視しているかのいずれか
いずれにしても情報を出す側にインセンティブが働いているので、出しちゃう
出し方が控えめなパターンはあるけど
例外もいくつかある
自分をさとられずに愚痴りたい
別人格でロールプレイしたい
Q: 普通に仲良くなってリアルで会うほどの友達になればいいのでは?
Ans: yes
Q: リアル連携してる人は見つかるし、してない人は見つからない、それだけでは?
Ans: 割とそう
だが、してないつもりの人でもQ1のようにインセンティブがあってやっちゃっうことはよくある
逆にそのつもりがない人はマジでしてないこともある
Q: ネトストでは?
Ans: no
ストーカーの定義はもっと重く、一度関係を持っている or アプローチしたあと断れているといった前提がある
いい印象を持たれない可能性があるのはtrue
なので相手に気づかれないようにすることと、ステルスミートできた場合に声を掛けるみたいなアプローチを絶対にしないことが最重要
これをしたらストーカーの範疇に入ってしまうだろう
ステルスミート自体は悪いことではない
直接罵詈雑言を言うのは論外だか心の中やひとりの空間で叫ぶのは自由。それと同じ
Q: ステルスミートされないためには?
古いアカウントは消す
放置してる方がマジョリティ
すでに交友関係が問題なさそうなら鍵をつける
オープンにしたいときだけ開く、とかでもよい
アカウント名を変える
他のアカウントや古いアカウントとは関連がない形にするとなおよい
醜さを演出する
幻滅させればステルスミーターのモチベーションを削ぐことができる
特に容姿や声など非言語が効果的
嘘を出す
例
中の人は女だが、男であるかのように
本当は20代だが50代であるかのように
これも非言語を織り交ぜると効果的
理屈では「ネット上の存在はある程度ロールプレイしている」ことを当たり前にしっている → だからこそステルスミートして中身を見てみたいと興味が湧く、が、非言語でどーんと提示してやると感情が先行して幻滅する
Q: ステルスミートの面白さは?
1 ジオゲッス的な面白さが一つ
2 VTuberの中の人の顔が割れた、みたいな面白さ(知ることの楽しさ)が一つ
3 特に現地に足を運んだりするときに移動を伴うが、このときぷち旅行感覚になるのが一つ
1+2+3、複合的な面白さがある
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Feedbacks:
ストーカー規制法では?
前提がある
この法律では、特定の者に対する恋愛感情その他の好意の感情又はそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的
行為としては、
つきまといなど「被害者がストーカーの行為を認識している」状態を主に想定している
が、被害者にバレてなくても見張るだけでNGと読めなくもないかも
今のところ否定的な意見が多い、コメント:
動機が不純と感じる、作為を感じる
「自分のことしか考えていない」も本質かもしれない
ストーカーって本当に自分のことしか考えてなくて
そもそもリアルでは知らない人から接触されたら or 接触されなくても同座してることが見えたら「えっ……」になるのが普通の感覚っぽい
会いに来るは「予定」なので、事前周知が必要。無断で来るのはうざい
ステルスミートのライトな目的にも共感できない
「物味遊山的にモノ扱いされてる気持ちになる」はなるほどと思ったsta.icon
得体のしれなさ
単に相手のことを知らないというのもあるし、sta.icon自体が/staを見ても素性がわからない(考えなどは多いが)というのもある 「配慮や想像力の無さ」が得体のしれなさの一種かもしれない
自分に対して配慮・想像力の欠けた人物から自分に対して興味・好奇心を向けられている恐怖かな
他人に対して「こういうことをされたら気持ち悪いだろうな」みたいな想像や配慮ができない人なんだろうと思うし、そういう人って(私の)常識が通じないだろうから、何をされるかわからないという恐怖がある
「慣習を破る」という危険性があるから
なぜ気持ち悪いかというと、上で言うところの「慣習」を無視している危険人物だから
「その人に会う目的でその人を訪れたのに自分の出自を明かさずに後で実は会ってましたと伝える行為」
ファミレス店員にあとで「実はあれ俺なんだよー」と伝える例を挙げている。これは「店員と客」というロールプレイをこっそり破っていることになる
ロールプレイを則らない奴は信用できない、はありそうsta.icon
一方的に矢印を向けられている
得体のしれなさと組み合わさるとさらに怖い
❌インポスター的な意識もあるかもしれないsta.icon
「私なんかに?なんで?」みたいな
逆に僕は自意識過剰なところがあって、矢印向けてる人がいたとしても「当然」「むしろ今までいなかったのがおかしいくらいだよ」って感じなのだが
「信頼関係がないのになんで?」のもようsta.icon
そうだった、信頼駆動は思っている以上に多いのだった
仕事でもよく見る、だからみんな信頼を積むために親近を積む(グルーミング)
性善説もありそう。俺は「井戸端民なら別に悪いことはしないでしょ」と一般化しているが、性悪説的な人はそうじゃない可能性がある
大企業の社内ジョブマッチングでもそう。俺は「同じ会社の社員って時点で信用できるでしょ(もっと仕事を全社的に流動的にすればいいのに)」だが、実際はやれ面接だの部門に所属だのStrength of Entryが強い いや、「ある環境における性善説」って感じ
リアルで会うのがわかりづらいなら「住所」「自宅に行く」「自宅付近で一方的に見られる」で考えてみるとよい
ステルスミートの面白さに共感できない
面白いけど下衆だから許容できない(下衆を認めるわけにはいかないので面白くないと言うしかない)のか、本当に面白くないのかはまだわからないsta.icon
まあ前者にするしかないよなー
人間には破壊衝動や殺人の欲求があるが、「人を殺すのが好きです」というわけにはいかないし
自己開示の量が対等ではない
開示量のギャップに対する耐性、は人それぞれありそう
(メンタルモデルはsta.iconの捉え方)
そこまで気にしない人もいる
あーそういう人なんだなーとラベリングする、話しかけてはこないだろうから有害性は低いと判断する
かつそれだけなら警察も相手にしてくれないのでは説
感情無いし別になんとも思わん、どころかこちらもスルーできるって意味では楽ですらあるかも
sta.icon
なるほど、そう考えるかとものすごく学びになった
チー牛が距離の詰め方おかしくてよく晒されてるけど、俺もたぶんそっち側の一人かもしれないなーと
ただ俺は自分から声かけるのが苦手で間接的に行動するからそういう悲劇が起きてないってだけで
もし俺に自分から声かけられる積極性があったら、今頃実際に会いにいっていて通報されていたかもしれない
何なら「僕が見に行った井戸端民」ページつくってまとめてたまである、で、このページで「次は~~さんにしようかな」とか戦略を書いてるんぜ……
そう、俺は「わからずや」だが、この自分から声をかけるのが苦手な気質のおかげで今まで助かっているところがあるのだ……
そう考えると今後も自分から声をかける(というか非言語的に直接接触しに行く?)スタンスは取らないべきだよなぁと思える
実際、俺は今回の件でまさか通報すると考える人がいるなんて夢にも思わなかった
「得体のしれなさ」は今後俺が解消するべきデバフであろう
1: 自分の情報を開示する
まあ普通はコミュニケーション取り合って信頼関係を積んでいくものなんだろうが
2: 配慮や想像力を身につける
これはASDなので絶望、ただしパターンを蓄積することはできる
今回も「自分のことしか考えてないのが伝わるとダメそう」とか「信頼駆動」といったパターンを抽出できたし、これも「モノ扱いになるパターンの一つ」だという学びがあった
正直俺は向いてないので諦めるべきだが、諦めたらそこで終わるので自分なりに蓄積はやめない(社会生活はまだまだ続くのだ)
やめてこなかったからこそ今、俺はまがいなりにも社会人をやれている、継続は力なり
こういうときこそPolisの出番
質問は生成AIにつくってもらえばよい
もちろん昇華もする
後述創作ネタ
俺のASDさを改めて自覚できた
そうだよなぁ、これが日常でも仕事でも発揮されるとなると、そりゃ嫌がる人も多いわけだなーw
あるいは圧倒的な才能 + 上手くドライに使ってくれ戦略
pol.is report
B群に注目しているsta.icon
「見かけました」と連絡する。
↑ こういうの
「いや声かけてよ~」的な意見が見られる
許せない、キモいってことなのかもしれない?
規範意識もありそう
事例: 子供の学校行事に参加していることを知り、その人が気づかないうちに会場に行き、遠くから見て帰る。
これは「子供」が絡んでるからという規範意識からの忌避感が大きそう
概念的には子供もその人のリアルの場所を知るためのヒントの一つにすぎないわけだが
事例: 友人が結婚式を挙げていることをSNSで知り、式場の外から見守る。
結婚式という祝いの場に部外者のくせに紛れ込んでるんじゃねーよ感
事例: 友人が誕生日パーティーを開いていることを知り、招待されていないがサプライズで訪れる。
予定として想定してないのでうざい感
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吉良野すたが提唱したステルスミートは社会現象となり、社会問題となった。これを受けて政府はストーカー規制法を改正し、好奇心やゲームといった軽い目的も対象に含めるようにした――
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ステルスミートを悪いと思ってないAさんと、悪いキモいと思っているBさんの機微を描く
純文学的に?
ネット上ではAさんとBさんは仲良し、ある種の信頼もある、でもBさんはリアルで会うことは1ミリも想定してない
Aさんがなぜか会いに来ていることに気付く、え、なんで……?
ネット上ではいつもどおり過ごしてるけど、内心ではB「え、なんで……。気のせいじゃ、ないよね……」
膨らむ猜疑心。恐怖
Aさんをサイコパス的にしてホラーにするのはありきたりでつまらないから、わからずやのASDみたいな路線の方がいいだろう。コンビニ人間じゃないけど、リアルな生態を描ける どこかでBさんにはっきり拒絶されるAさん
このときの分岐が2つ。1: ストーカー化、2: 「ふうん、じゃあもういいや」であっさり
1はありきたりだし、ASDと一貫性がない(いやBさんに「こだわり」が発動すればありえるのだけど、ASDは人という「意味不明な宇宙人」にこだわることはほぼないと思う)、だから2かな
ある種の救われなさ。悲しさ。虚しさ。
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