qanda(ポスト社内Q&A)
qandaとは
Q&Aのこと
特に社内Q&Aのこと
路線
既知
専任者集団 + 精度高い検索可能情報源
sta.icon、ひととおりこねた
sta.icon、アイデアレベル
「お前の質問答えてやるから、お前のこの件について教えてくれ」
回答ではなく所感を集める
-.icon
hints
なぜqandaが欲しいか
検索というやり方では限度があると思うから
探す側も、情報を出す側も、どちらにも高度なリテラシーが求められる
クリアしなければならないこと
回答が現実的に集まるという意味で成立させること
かんたんに質問できること
かんたんに回答できること
こっちが特にキツイ
インセンティブを設けること
なぜ質問するのか。回答するのか。
当たり前だが場所を用意しただけでは盛り上がらない
知恵袋やStack Overflowのシステムを置いただけでもダメだろう
回答できる質問にありつけること
「俺が答えられる質問ないかなー」と探すのは暇人のやること
(インセンティブがよほど強烈なら問題なさそうだが、基本的には)探させてはいけない
巷のqandaがなぜ成立しているか
この辺
1: インターネットだから
人口の規模が違うから
使う人が1%であっても、1000万人を対象にすれば10万人集まる
一方、企業内であれば仮に10万人従業員だとしても1000人
1000人くらいなら成立しそうな気がしないでもないけど
これが1万人だとしたら100人、となってさすがに成立しない
いつでも使えるから
企業ユースだと業務時間中しか使えない
匿名だから
ここで匿名とは「本名以外のペルソナで活動できること」
普段使ってるHNでもいいし、全く別のキャラを押し出したアカウントをつくってもいい
承認されるから
誰でもアクセスできる
いいねやアクセス数やフォローなど可視化される
「残る」ので、積分でガンガン稼ぐ&読んでもらえることができる
プレッシャーがないから
もちろん運営は管理しているし、あまりにやばいことすると逮捕されたりもするけど
それでも企業内で、社員の一人として使うときの重圧はない
それこそ匿名性と組み合わせれば、はっちゃけることも容易い
かんたんなネタだから
娯楽か、教養か、中上級者がかんたんに正解を導ける or 正解が既にあって知られているものか
2: 1:を前提とした上で、あとは差別化
発言小町は「女性の悩み」
Stack Overflowは「プログラミング」
あとvoteやメンテナなど情報の品質高める工夫が多数ある
Quoraは「教養」
あと通知やコミュニティが充実してて快適だったり、質問の文字数を縛ってて質問が端的になる(あるいは抽象的になる)よう誘導していたりなどの工夫がある
ああ、何よりも実名制がでかい
荒らしが減る&承認欲求満たせる&名前による権威を押し出せる
質問の分類
General
Business
Internal
名峰「愚か」
初心者
絶望の谷
中級者
悟りのスロープ
上級者
達人・名人・一流
見解1sta.icon
まず難易度的には3段階くらいだろうか
頑張れば辿り着けることを回答する(easy)
たどり着けない or 応用によって導かれることを回答する(normal)
詳しい人でないと答えられない人がエッセンスやサマリーを回答する(hard)
たぶんhardは要らない
Quoraみたいな読み物になる
社内というビジネスの文脈では、具体的なわからないことに対する回答が望まれるはずsta.icon
easyを助ける路線と、normalを助ける路線がある
どっちが効果高いかはわからない
見解2sta.icon
欲しいのはおそらくBとI
これらはネットなど外では知ることができないから
特に大企業だと自社製品や周辺エコシステム(大組織の集まりであり伝統的でクローズド)に依存しているので、なおのことBとIが強い
だから人脈(知っている奴に繋ぐ)や権力(知っている奴におい答えろと命令する)が重要になってくる
が、主に技術の文脈ではGも盛り上がっている
SIerにも日進月歩のITの波が来ていて、日々キャッチアップに追われている
勉強会などのニーズも高まっている
インセンティブは大別すると3つだろう
金(ストック等含む金銭的報酬)に繋がる
キャリア(仕事や立場)に繋がる
満足感(達成、承認、奉仕、所有 etc)に繋がる
qandaの成立形態
形態1: speedy response
質問したら1時間以内に返ってくるほど盛り上がる
関わる人数が多い
形態2: heavy response
回答者が専門家集団であり、ちゃんとした回答を返してくれる
回答者はqandaで回答することが仕事になっている
メンテナやカテゴリマスターみたいなもの
レスの速さは規模次第
社員数、質問数、質問の難易度傾向、回答者側のリソース etc
speedy responseの壁
そもそも大多数の人間は質問も回答もしない
特に「社員全員見えてる場所」では、伝達指向性的に大半の人が出てこない 10%はまずない
1%くらいか?
が、大企業程度の人数では、1%ではqandaが成立しない
この1%を引き上げないといけない
heavy response
とりあえずトップダウンで実現させることはできる
1: トップダウンでqandaエリアとカテゴリを用意して、各カテゴリに部署やらPJやらを割り当てる
2: 利用者はカテゴリに入って自由に質問していいよ
3: 質問が届いたら、トップダウンで「~~さん、この質問来たよ(答えてね)」とする
上司ご指名だし、皆に見えている場所なので、~~さんは断れない
----
フォローする人と回答者の負担はエグいが、「誰かのわからない」を解決することはできている
インセンティブも必要だよねsta.icon
質問数が多いと容易に破綻する……sta.icon
定量的に分析する体系も必要なのではないか?
社員数、質問数、質問の難易度傾向、回答者側のリソース etc
質問したい人の数と回答できる人の数、みたいなデータとかも
このデータ次第で「そもそもqanda成立しません」といったことがありえるかもしれない
まあこういうのは研究領域だろうなぁsta.icon
思いついたヒントを雑多に
正解でなくてもいいからフィードバックが欲しい
たとえば「わからん」「頑張ればわかるかも」「わかるけどだるい」の選択肢用意してリアクションできるようにするとか
フィードバックを得ることを重視する路線もある
たとえば
Impression Layer …… 質問に対する印象を答える層
Answer Layer …… 質問に答える(回答書く)層
train.icon層は3層で整理するのが端的だろう
購読をサポートする
指定キーワードにひっかかる質問をウォッチできるなど
Qitiaでもできる
つまり「自分に興味のある質問だけを素早くウォッチする」仕組み
これなら「仕事と関係のあるネタだけ見たい」人にも応えられる
どういう動向かを(質問を日々見ることで)把握できる
「動向を把握できる」という知的好奇心的あるいはデータ入手的なインセンティブになる
質問者としては、「ありか」がわかればだいぶ助かる
仕事なので多少の苦労は厭わない
「これ前も答えたな」ってときに手間をできるだけ減らせるといい
そうすると(特に)カテゴリマスターやメンテナといったヘビーユーザーは楽できる
画像の投稿を認める
このマニュアルのここです、というとき、url以外にもキャプチャがあるといい
それだけで答え知れるかもしれないし
イメージも湧きやすい
画像をサクッと投稿できる機能があるといい
D&Dサポート
まあキャプチャツールは利用者に頑張ってもらわねばならぬが
なんか不器用感。
もっと端的で「それだ!」ってのがあるはずでは?ないしは、ないとダメなのでは?sta.icon