発信回数を指定する
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使い方
例えば、テレビの音量アップを3回繰り返すには、音量アップupの後に*3を添えて、
send up*3
とすれば、
send up up up
と展開されるので、up を3回発信することができる。
また、upと*3の間に、[500m]を挟めば、繰り返す間隔も調整できる。
send up[500m]*3 ⇒ send up [500ms] up [500ms] up
複数台のRM Mini3を使い分ける場合には、upの直後にデバイス指定(@kitchen)を添える。
send up@kitchen[90ms]*3 ⇒ send up@kitchen [90ms] up@kitchen [90ms] up@kitchen
応用例(その1)Google Homeでのテレビの音量調整
1つのIFTTTアプレットを用意するだけで、「テレビの音量を4上げて」や「音量を7上げて」を実現する方法を説明する。 (まだ IFTTT を知らない場合は、ここは読み飛ばして、先に進んで構わない。)
IFTTT の Google Assistant トリガーの「Say a phrase with a number」において、Google Home に話しかけるフレーズ(What do you want to say?)を、テレビの音量を # 上げてと設定する。 すると、# の部分を数字として聞き取ってくれるので、例えば、
「テレビの音量を 4 上げて」と言えば、4 という数字を聞き取ったり、
「テレビの音量を 7 上げて」と言えば、7 という数字を聞き取ったりしてくれる。
後は、この聞き取った数字(4や7)を、以下のように、Slack 経由で Hubot に渡すだけでよい。
homebot send up[200ms]*{{NumberField}}
聞き取った数字は {{NumberField}} に埋め込まれるので、
「テレビの音量を 4 上げて」と言えば、homebot send up[200ms]*4 が送信され、
「テレビの音量を 7 上げて」と言えば、homebot send up[200ms]*7 が送信される。
応用例(その2)テレビの外部入力の切替
1つのIFTTTアプレットを用意するだけで、「外部入力 # 番」や「地デジ」に切り替える方法を説明する。 例えば、テレビの表示を2番目の外部入力に切り替えるには、以下のように、地デジ(tv:dttv)に切り替えてから、入力切替(tv:source)を2回発信すればよい。
send tv:dttv [2s] tv:source[3s]*2 ⇒ send tv:dttv [2s] tv:source [3s] tv:source
また、発信回数に 0 を指定すれば、外部入力への切り替えせずに、地デジに切り替わる。
send tv:dttv [2s] tv:source[3s]*0 ⇒ send tv:dttv
したがって、次のようなメッセージを Slack 経由で Hubot に渡す IFTTT アプレットを用意すれば、「外部入力 # 番」や「地デジ」の切り替えを集約できる。
homebot send tv:dttv [2s] tv:source[3s]*{{NumberField}}
あとは、Homeアプリのショートカット機能で、「地デジ」を「外部入力 0 番」に置き換えるだけでよい。
発信回数の指定機能は、以上の他にも、照明照度の微調整や、カーソル(矢印キー)の連続操作など、幅広い応用が見込める。
謝辞
2018/1/16