視線トリガー (TriggEye)
TriggEye (トリガイ)は、カメラ目線を検知するたびに、任意のコマンドを実行するプログラム https://gyazo.com/b33ed225f2f1f00fe79e8bd3989ce377
https://gyazo.com/03ddb2a5eb6aea7c00a30c1db18b9200
使い方 triggeye カメラ目線を検知するたびに実行するコマンド
対応OS Windows10、Mac、Linux
作者 tak.icon Tak Jaga (このサイトの作者自身)
特徴
安心 ... ネット接続が不要なので、Webカメラの映像が流出する心配がない
(価格は2019年8月21日現在)
インストール
準備 (Windows 10の場合のみ)
LinuxやMacと同じ手順でインストールするため、WSL(Windows Subsystem for Linux) を使う。 インストール手順
code:sh
% cd ~
動作確認
パソコンにWebカメラを接続してから、以下を実行
code:sh
% cd ~/TriggEye
% ./triggeye echo OK
カメラを見つめるたびに、OKと表示されれば成功
失敗した場合
WebカメラのデバイスIDが0でない場合(例えば3の場合)は、-dオプションで指定
./triggeye -d 3 echo OK
Webカメラの解像度が 1080p (1920x1080) でない場合は、-w -h オプションで指定
./triggeye -w 640 -h 480 echo OK
OpenFaceのインストール先を再チェック
引数
table: triggeyeの引数
意味 単位 デフォルト 備考
-d カメラのデバイスID ID 0
-w カメラの横の解像度 ピクセル 1920 小 → 反応が速くなる 大 → 精度が上がる
-h カメラの縦の解像度 ピクセル 1080 同上
-i 目線検知の最小間隔 秒 1.0 (まばたき等に起因する)短時間での連続検知を防ぐ
-m 目線検知の許容誤差 ミリメートル 150 小 → 誤検知が減る 大 → 検知漏れが減る
出力
標準出力
目線を検知するたびに、3つの整数{フレーム番号、目線とカメラの距離(左目と右目)}からなる1行を出力
フレーム番号 ... feature.csvと同じフレーム番号。 検知時の特徴量を調べる際に使う
目線とカメラの距離 ... 許容誤差(オプション -m)を調整する際の参考になる
目線を検知するたびに実行するコマンドの標準出力も、ここに出力される
ファイル feature.csv
OpenFaceが抽出した特徴量のCSVファイル → 出力形式 ファイル feature_of_details.txt
OpenFaceに与えたパラメータ等
応用例
Webカメラを見つめるたびに、パソコンのスピーカーで「OK Google」や「Alexa」を再生するだけで実現
% ./triggeye 音声ファイル「OK Google」を再生するコマンド
Mac % ./triggeye say OK Google
Windows % ./triggeye ./say_win ok_google.wav (失敗したら → 音声の再生コマンド) 見つめるだけで物理ボタンを押せる
% ./triggeye SwitchBotをONにするコマンド
ネットから完全に隔離された環境で使える
仕組み
2019/8/19 Amazon.co.jpアソシエイト