問いの編集力
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基本情報
書籍名: 問いの編集力: 思考の「はじまり」を探究する
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者: 安藤 昭子 (著)
ページ数: 224
金額: 1900円+税
発売時期: 2024/09/20
カテゴリ: #思考力 / #問い / #編集力 / #編集工学
出版社: https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-3093-7
Amazon: https://amzn.to/40DE17I
Audible: https://www.audible.co.jp/pd/B0DPFCPN89
shimizukawa.icon 本の感想
AIが「答え」を出す時代に思考の主導権を取り戻す
このキャッチコピーが気になって読み始めた(Audibleで)
本書から、メノンを知り、また戻ってきて本書を読むと新しい視点で読めました
「知らなかったこと(不知)」が、「分からない事(未知)」に変わることで、「問い(未知を既知にするための行動)」が生まれる。問う活動が楽しさの源泉なのだろうか?
問うことが、ある種の楽しさの源泉だとして、なぜそう感じるのかを考えると「問うこと」によって「世界が一変する瞬間」を体験できるから、となるだろうか。
(p.191)
問うことは、変化・変容を起こすこと。 精神の変容は、学びにおいて現れる。 世界が一変する瞬間には、 必ずや問いが介在する。
shimizukawa.icon気になった言葉
思いがけない情報への出会い
未知との出会い
触発装置としての書物
探究型読書、クエストリーディング
才能を引き出す場のダイナミズム「連」
連は相互作用の場
ヤマザキマリさんの男性論 ECCE HOMOにも、相互作用の効果に言及がある
フィルターバブル脱出装置
フィルターバブル現象
タイパのトラップ
深く考える時間が取れないのではなく、深く考えないから時間が生まれない
竹内正明さんの500字の論説。仮説検証からの驚きへの巻き戻り
アブダクション、レトロダクション
アブダクションは世界を再発見するための強力なツール
AIは驚かない。問の源流となる驚きを持たない
探究のパラドックス
プラトンの著書、メノン(ソクラテスとメノンの対話)
既知は問わない
不知は問えない
未知だけを問える
学習の第三段階
世阿弥の離見の見
セレンディピティ
引用
ネガティブ・ケイパビリティ
わからなさを保留する力
不可解さや疑念をそのまま持ち続ける能力
わかる、わからない、の二者択一ではなくする第三の選択肢。わからない事を保留することで、問いが育まれる
本の概要
AIが「答え」を出す時代に思考の主導権を取り戻す
アルゴリズムが誘導する世界を「問う力」で切りひらく
編集工学に基づく知的創造のプロセス
お勧めの読者
AI時代の 読書論 / 読書の目的 を考えたい人
扱っている分野
#TBD
動機、価格
入手日: 2025/01/20
入手金額: Audible会員無料、Kindle 2,048円(税込み)(ポイント50%還元)
入手フォーマット: Audible、Kindle
入手動機: 「AIが「答え」を出す時代に思考の主導権を取り戻す」というキャッチコピーが気になった
動機は満たされたか: とても!
関連リンク