くだんのはは
https://gyazo.com/a6357b1946dd6401b476bf3a3b406493
小松左京作
角川ホラー文庫・短篇集『霧が晴れた時』収録
https://www.kadokawa.co.jp/product/199999130863/
概要
小松左京の最高傑作。
稀代のストーリーテラー、小松左京の真骨頂とも言える作品。
おすすめポイント
小松自身の戦争体験を基にした、他人事とは思えない恐怖が大好き。
暗く、湿った語り口で語られる物語は、空襲の灯火管制下の恐怖を思わせる。物語のところどころに頭をのぞかせる不穏さがさらに恐怖を掻きたて、最後まで読む人を惹きつけます。
この作品はほとんど史実に沿って作られており、小松自身の戦争体験を追体験するような作品になっています。あなたはこの作品を読んで、どのような思いを浮かべるのでしょうか。
次に読むSF
同じ作者から選ぶ
小松左京「地には平和を」
小松左京「召集令状」
小松左京「戦争はなかった」
小松左京「牛の首」
小松左京『日本沈没』
違う作者から選ぶ
カート・ヴォネガット・ジュニア『スローターハウス5』
星新一「白い服の男」
筒井康隆「東海道戦争」
筒井康隆「母子像」
筒井康隆「熊の木本線」
広瀬正『マイナス・ゼロ』
小林泰三「玩具修理者」
#オールタイムベスト #卜部理玲のマイベスト #ホラーSF #戦争SF