『マッピング思考――人には見えていないことが見えてくる「メタ論理トレーニング」』
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(著) ジュリア・ガレフ (翻訳) 児島修
出版社 :東洋経済新報社(2022/7/15) ISBN:4492558144
全米ベストセラー!
頭がいい人は、
地図を描くように情報を見きわめ、
スマートな「最適解」を導いている!
* * *
「判断力が優れている人」とは、どういう人のことを指すのだろう?
ぱっと思い浮かぶのは「知的である」「頭の回転がいい」
「勇気がある」「忍耐力がある」などではないだろうか。
なかでも特に重要なのが、本書のテーマ「マッピング思考」、
「物事をまるで地図を描くように“俯瞰的に”とらえようとすること」だ。
たとえば…、
●自分の間違いに気づき、死角を探し、仮定を検証し、軌道修正ができる。
●「あの議論では私が間違っていなかっただろうか?」
「このリスクを取ることに価値はあるのか?」といったことについて目をつぶらず、率直に自問できる。
●思い込みではなく、事実とデータにもとづき、曇りのない目で物事を判断する力がある。
あなたはこういったことが、自然とできているだろうか?
物理学者の故リチャード・ファインマンいわく――
「自分に嘘をつかないことは、なによりも重要だ。だが、自分ほどだましやすい人間はいない」。
そう、私たちの判断力を妨げているものは「知識」ではなく「態度」なのだ。
近年、認知科学の研究から明らかになっていることは、
人間は自分の欠点やミスを認めるのがおそろしく下手だという事実である。
人はすぐに希望的観測に逃げ込み、
偏見や信条を肯定するような証拠だけを見つけようとする。
しかし、自分の思い込みから脱出し、真実に向き合って行動するときに何が起こるか、
その成功から何を学べるか――これが、本書のテーマである。
3つのポイント
「自己都合」で世界を見てはいけない
物事をクリアに見る具体的な手法を実践する
前向きな「心の安定」を手に入れる
動機のある推論(一方向に動機のある推論)
心地よさ、自尊心、やる気、説得力、イメージアップ、帰属感
兵士の視点と偵察者の視点
自分の考えを脅かす敵を片っ端から潰していくのが兵士の考え方
戦場の地形図をつくるように、全体を見てから戦いの駒を進めるが偵察者の考え方
偵察者は、自分の望みがあったとしても、それを地図に書き込むことはしない
何があるのかを正確につきとめようとする
→マッピング思考
自分自身と世界を認識する「地図」を、できるだけ正確に作成していくマインドセット
正確な地図を作るためには、自分の理解には限界があることを自覚し、地図の記載が大ざっぱな部分や、間違っている可能性のある部分に注意を向けなければならないし、常に新しい情報を受け入れ、いつでも考えを変えられるように備えておくことも重要
そうした思考を持つ人には「自分の考えの正しさを脅かす事実」などというものは存在しない
新しい事実は古い地図を修正できるチャンスであり、自分のためになるから
チェスタトンのフェンス
小さな差異のナルシシズム
矛盾する証拠の扱い方
"ある考えに同意するのと、それを自分のアイデンティティの一部だと見なすことは同じではない"
考えを変えることは、少しずつ変化していくこと
自分のバイアスに自分で気がつく(ときに痛みを負う)ことが、変化には必要
"知的に誠実であるほど、あらゆることに確信を抱くのは不可能になる"
誤りの矮小化
他人の行動を不合理だと感じるのは、自分が何かを見落としているせいかもしれない
#書籍名