PL23_平行道路
前文
前出のパタンで示したように、都市は地区交通区域に分割し、区域内の道路は環状道路への往来に用いるものの、区域内を横断するような動きは極力防止せねばならないーPL11_地区交通区域、PL17_環状道路。
さらに、この交通区域自体をいくつかのコミュニティや近隣に細分し、すべての主要道路がそれらの境界上を通るように処理せねばならないーPL13_サブカルチャーの境界、PL15_近隣の境界。
さて、PL11_地区交通区域で要求されるような車の動きを助長し、境界を維持するには、これらの道路をどのように計画すればよいのであろうか。
問題
格子状の街路形式は時代遅れであり、都市は交通渋滞で窒息しつつある。車の平均時速は高速道路では60マイル(97km)だが、町なかの移動ではわずか10マイルから15マイル(15-25km)になってしまう。
解決策
地区交通区域内では、主要道路をけっして交差させないこと。その代りに、交互に逆行する一方通行を並行させる道路システムをつくり、主要交通をPL17_環状道路に導くこと。既成市街地では、腫瘍が色を徐々に一方通行にして交差街路を閉鎖し、並行道路の構造を少しずつつくり出すこと。並行道路は100ヤード(90m)以上離し(近隣が入る余地を残すために)、しかも300から400ヤード(180-270m)を超えないようにすること。
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並行道路はPL11_地区交通区域内の唯一の貫通道路である。並行道路から公共建物、住宅クラスター、戸建て住宅などへの接近手段は、貫通道路ではなく、安全で速度の出ない狭い道路を用いることーPL49_ループ状の地区道路、PL51_緑路。
また、並行道路との交差点は「T」字路にすることーPL50_T字路。
歩行路システムは並行道路と直行するようにし、やむを得ず並行する所では一段上げることーPL52_人と車のネットワーク、PL62_小高い場所。
歩行路が並行道路と直行するところには、PL54_横断歩道を設けること。
PL23_平行道路