<システムの利用方法>
特許明細書作成支援システム・Patent Tutor(パテントチューター)を利用されるにあたって、以下をお読みいただきたくお願いします。
ご利用についてのお問い合わせは・・・秀和特許事務所のPatent Tutor(パテントチューター)宛てに
https://gyazo.com/aecbc1671ecb327384285445a952a49e
<このシステムを使ってできること>
Patent Tutor(パテントチューター)は特許明細書の作成を支援するもので、特許明細書の作成のための考え方を補助し、出願の予備明細書を作成するプログラムです。特許法を知らない発明者であっても、ガイドに従って必要事項を入力していけば、相応の文書が作成されます。使用する方のレベルによって作成される明細書の精度は異なります。文書はワード文書として出力されますので、最後に弁理士(専門家)に依頼する等して、完成度を上げてください。
<明細書作成のための下準備>
あらかじめ用意するもの・・発明の内容を示した図面。具体的な製品の図面や写真、グラフや表も図として扱います。
(図面で示すことのできない発明の場合は不要です)・・図面についての詳細は、<図面>を見てください。 実際に完成され、具体化された発明品・・これを実施品とか実施例といいますが、その実施品・実施例の構成要素がわかるように図示します。そして、その各構成要素に名称を付し、符号をつけておきます。
注意:名称については、最初から概念を抽象化しようとしないでください。(特許法を少し勉強された方は、そのような抽象化をしがちですので注意して下さい)
特許明細書は特許法上要求される書面ですので、特許法の知識が前提となります。
事前に特許明細書の書き方を読んでおくことをお勧めします。なお、特許明細書は、日本語で書くものですので、 <システムの構成・機能>
本システムはAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)を利用しております。
<ユーザーインターフェイス>
https://gyazo.com/aecbc1671ecb327384285445a952a49e
<利用開始>
Patent Tutor パテントチューター にまず ログインしてください。
Patent Tutor パテントチューターの文字が表示されている画面上のバーの右に
https://gyazo.com/7364e89d6b0c6159f1c5044bf5baf294のマークが表示されています。
このマークをクリックすると、特許出願履歴のリストが表示されます。
新規作成の時は、新規作成をクリックし、すでに入力中のケースを再編集する時は、そのケース番号をクリックして下さい。
なお、削除する場合は、ケース番号の右に表示されている✖️印をクリックすると、
出願履歴削除
下記の出願履歴を削除します。
2. P-Test02
削除してよろしいですか?
削除する・キャンセル
という表示が出ますので、削除ボタンを押すと、削除されます。
<特許明細書の作成>
本システムでは、特許明細書を
1)チュートリアルモード
2)分析モード
3)ダイレクトモード
で作成することができます。作成の手順としては、
1)チュートリアルモードで開始→そのまま、特許明細書の様式に合った形でワード出力
2)チュートリアルモードで開始→ダイレクトモードで編集→ワード出力
3)チュートリアルモードで開始→分析モードでさらに分析→ダイレクトモードで編集→ワード出力
4)分析モードで開始→ダイレクトモードで編集→ワード出力
5)ダイレクトモードで最初から編集→ワード出力
という5つのルートを選ぶことができます。
初心者の方に一番のおすすめモードは、上記1)のチュートリアルモードで開始→ワード出力です。
4)の分析モードで開始→ダイレクトモードで編集を使うと、発明のポイントのみを示した文書が作成されます。知財部員の方が、発明者から手っ取り早く、発明情報を得たい場合などに便利でしょう。
3)チュートリアルモードで開始→分析モードでさらに分析→ダイレクトモードで編集→ワード出力、というルートでは、チュートリアルモードで大まかな情報を入力した後、分析モードで、さらに詳しく請求項を特定することが可能となります。
注意1):上記1)2)の場合、チュートリアルモードを一度完了・終了した後に、分析モードやダイレクトモードで編集している時であっても、チュートリアルモードを再開できるようにしてあります。しかし、チュートリアルモードを再開した場合、分析モードやダイレクトモードでの編集内容は失われてしまいますので、チュートリアルモードの再開は、チュートリアルモードを一度完了・終了したものの、その直後に入力忘れを思い出した場合や、分析モードやダイレクトモードでの編集を開始したものの、重要なミスを思い出し、チュートリアルモードで修正した方が早いと思われる場合のみにしていただくのがよろしいかと思います。
注意2)分析モードや、ダイレクトモードから作成を始めた場合も、その編集開始・終了後メニュー画面からチュートリアルモードの開始あるいは再開ボタンを押して、チュートリアルモードに入ることができます。しかし、ここでチュートリアルモードに入ってしまうと、分析モードや、ダイレクトモードでの編集内容が失われたり、内容が変更されてしまったりするので、分析モードや、ダイレクトモードから作成を始めた場合は、チュートリアルモードへは決して入らないようにしてください。
<プレゼン資料の作成>
本システムに付加されているプレゼン資料モードでは、チュートリアルモード、分析モード、ダイレクトモードのいずれかで入力した発明情報を利用してプレゼン資料を作成できます。
発明者の方々は、社内での発明検討会等で、発明の概要を説明しなければならない場面が多々あろうかと思います。そのような場合、発明の概要をA4一枚程度の資料で配布・説明したい場合があります。そのような資料をここで作成するこができます。
<作成手順例>
ここでは、本システムの最も特徴的な方法である
2)チュートリアルモードで開始→分析モードでさらに分析→ダイレクトモードで編集
での手順を説明します。他のモードでの編集方法は、<モード選択>を参照してください。 <チュートリアルモードでの編集>
https://gyazo.com/67c2c016b0ea6529a82940574349d1ff
この画面で、一番左の欄の下にある
「チュートリアルモードで開始」ボタンを押してください。
すると、ケース番号の入力欄から入力画面が表示されます。
ケース番号が入力されると、その番号は、上のバーの右側、https://gyazo.com/7364e89d6b0c6159f1c5044bf5baf294のマークの左に表示されます。
その後は、
そこで、各画面に示されるガイドに従い、必要事項を入力して下さい。
各入力画面での入力方法は、画面右上にあるHELPを押して詳細を参照して下さい。
特に重要な入力項目は、<構成要素>です。実施例レベルの具体的な構成要素のすべてを入力することが、発明を見落とさず、適切に特許明細書を作成する上で、最も重要です。 各ステップでの入力を終えて、最後に入力完了を押すと、下記のメニュー画面に戻ります。
https://gyazo.com/46efb6a6194d45ca1fa3744a9a9c02d9
上記メニュー画面と違うところは、
左下の「チュートリアルモードで開始」ボタンが
「チュートリアルモードを再開」ボタンに変更されている点です。チュートリアルモードでの入力を再度やり直したい場合は、「チュートリアルモードを再開」ボタンを押して、「チュートリアルモード」による入力画面に戻って、左の各ステップでの入力欄を選択して入力事項の追加・訂正をして下さい。
<分析モードでの確認・編集>
「チュートリアルモード」での入力が完了した後は、ダイレクトモードに進んでも良いのですが、分析モードに進めば、請求項の確認・見直し・修正をすることができます。特に、「チュートリアルモード」では、請求項は基本的にはメインの請求項(メインクレーム)のみしか作れませんが、分析モードでは、さらに、従属項(サブクレーム)となる構成要素を指定することができ、発明の主たる効果に対応するメインクレームのみならず、副次的効果に対応したサブクレームを編集・作成することができます。そこで、「分析モードで開始」ボタンを押します。
分析画面では、「チュートリアルモード」で入力した発明情報の内、目的・構成要素/各構成要素の作用効果・メインの作用効果と副次的効果が表示されますので、それらの対応関係を見ながら、各項目を編集することができます。
次の「必須構成要素の選択」画面では、下記のように構成要素群の左に、プルダウンメニューで、1〜10の数字が表示されるので、構成要素につき、その数字で、1〜10に指定すると、1で括られた構成要素群が請求項1として特定され、2で括られた構成要素群が請求項2として特定され、3で括られた構成要素群が請求項3として特定され、・・以下同様にして10までの請求項を特定することができます。それ以降は、その後の編集により追加可能です。
発明のメインの作用効果に対応する構成要素群を1として選択するとメインの請求項1が特定されます。副次的効果に対応する構成要素は2〜10の数字が割り当てられることになるでしょう。
https://gyazo.com/81bad5b3facf3318aab1fba2cc13d810
分析モードでの入力が完了し、完了ボタンを押すと画面は以下のメニューに戻ります。
ここでは、「分析モードで開始」ボタンが消えています。
なお、この段階で「チュートリアルモードを再開」ボタンを押して、チュートリアルモードを再開するこも可能ですが、そうすると分析モードで入力・編集した事項は失われるので注意して下さい。
https://gyazo.com/3bf43a5ac9146fb6ddb7b5e44668bf84
<ダイレクトモードでの編集>
分析モードでの編集が終了したら、「ダイレクトモードで開始」ボタンを押して、ダイレクトモードでの特許明細書の入力・編集を開始して下さい。
このモードでは、チュートリアルモード・分析モードで入力・編集した発明情報が、特許明細書の法定の様式として定められた記載項目に引用・反映されて表示されます。そこで、さらに、引用されている発明情報に内容を修正したり、情報を追加して、記載事項を完成させて下さい。なお、ここでは、各入力画面での編集が終わった後、画面下の「登録」ボタンを必ず押して下さい。それを押さないと、編集内容がデータベースに登録されず、出力したWORDデータに編集内容が反映されません。
ダイレクトモードでの編集が終わった後、画面の左の欄の下にあるWORD出力ボタン
https://gyazo.com/bf59784884497eea3eab8ef00cb0701a
を押すと、「ケース番号.docx」というワード文書がダウンロードされます。
この文書は、特許出願様式に従い、願書・明細書・特許請求の範囲・図面・要約書を含む文書ですので、これをさらに編集して最終の出願書類を作成して下さい。
<プレゼン資料モード>
最後に、メニュー画面の中央下にある、「プレゼン資料モードで開始」ボタンを押すと、プレゼン資料の作成をすることができます。
ここでは、これまでにチュートリアルモード・分析モード・ダイレクトモードで作成・編集により確定した、発明の目的(課題)・請求項・図面が引用されて表示されます。そこで、それらを編集し直すことで、A4で一枚程度の文書で発明のプレゼン資料を作成します。表示すべき図面を選択し、登録ボタンを押してから、ここでも画面左の欄にあるWORD出力ボタン
https://gyazo.com/bf59784884497eea3eab8ef00cb0701a
を押すと、「ケース番号_presen.docx」というワード文書がダウンロードされます。この文書は、発明の概要を端的に示した文書となりますので、発明発表会などの社内プレゼンなどに使用して下さい。
https://gyazo.com/67c2c016b0ea6529a82940574349d1ff