ユング
NO.2
フロイトへの対立
ユングは、精神現象の全ての原因を性的要素に求めるリビドーに同意できず、精神病理や夢の内容を個人の過去の経験や記憶に還元してしまう個人的無意識の立場に反対しました。 https://scrapbox.io/files/6486a217ca4b30001bdbc22c.png
ユングの類型論
table:分類
外向型 内向型
ユングは後に、フロイトの言う「無意識」は個人の意識に抑圧された内容の「ごみ捨て場」のようなものであるが、自分の言う無意識とは「人類の歴史が眠る宝庫」のようなものである、と例えている。 /icons/白.icon
ユングが、集合的無意識の表象と絡めて分析心理学の究極の目標とした個性化の過程とは、一面的な偏った生き方や価値観をそれと対立する生き方や価値観で生産的に補償(compensation)することであり、精神世界(意識+無意識)の全体性の中心である自己(self)へと接近することを意味します。精神活動の相補性が重要な役割を果たす自己実現とは、失われた全体性の回復であり、意識的態度と無意識的態度の均衡のことなのです。 https://scrapbox.io/files/6486b5af7a0c27001ba0cb9f.png
支配と隷属のヒエラルキー、曖昧で物質的で男性的な時代から真実が暴かれ公平さが求められ、個々が主役の女性的な時代