ポストモダン
近代のあと
資本主義が発展して価値観が多様化し、共通の理想が失われたのではないかと考えられる
大きな物語が死んで、小さな物語が濫立する
フランスの哲学者ジャン・フランソワ・リオタールによる
『ポストモダンの条件』 において提唱された
大きな物語とは、科学がみずからの依拠する規則を正当化する際に用いる 「物語、語り口 narrative」 のこと
従来、人は科学の正当性を担保するために 「大きな物語」 としての哲学を必要としてきた
この哲学とは、真偽や善悪を問う際の 「基礎づけ」 を担う知の領域
「大きな物語」 に準拠していた時代が 「モダン」、それに対する不信感が蔓延した時代を 「ポストモダン」 と呼ぶ
ポストモダンとは、基礎づけとしての 「哲学」 が有効性を失った時代
参考文献
私たちはどこから来て、どこへ行くのか
現代思想入門
https://artscape.jp/artword/index.php/%E3%80%8C大きな物語%E3%80%8Dの終焉