大きなネットワークを保ち必要に応じて切り出す
長期的な知的生産についての方針
大きなネットワークを保ち、必要に応じて 切り出すのが、長期的にみて知的生産性が高いと思う
まず整合性のある知識ネットワークを作る
少しずつ書き足して溜めていく
鍾乳石からポタリポタリと水が落ちて溜まるイメージ
ランダムな情報を溜めるのではなく、整合性を保つことが重要
整合性を根拠にする
具体的なニーズが明らかになってから、そのニーズのために必要なところだけを取り出す
具体的なニーズが見えていればネットワークのエッジを切るか切らないかの判断が楽
「必要かどうか」で判断できる
目的が明確なら正しさの定義として目的に有用かどうかを使える
目的の明確化
プラグマティズム
from /villagepump/2022/11/21#637b73dc5e90c0000054586a
あるプロジェクトですごく盛り上がって生い茂った「有用そうな概念」があった
そのプロジェクトのメンバーには、ごちゃごちゃしたままの状態ではなくきれいな形に整理したい、という気持ちはあった
しかし誰もそれをできなかった
別のプロジェクトでそれに言及したいというニーズが生まれた後、スムーズに再構築が行われた
その概念が根を張っている「生まれた場所」から切り離されて別の場所に植え替えられるタイミングで整理された
from /villagepump/いかがでしょう記法
ある人が話題を出し、大勢の人が面白いと思って盛り上がった
植物に例えると、種を植えたら育った
その種は
「綺麗にお行儀良く、出荷可能な状態で」育つのではなく
あちこちから枝が生えてぐっちゃぐちゃに生い茂る
あちこちから枝が生え / ぐっちゃぐちゃ / 生い茂る
僕はこの生い茂りが有益なものだと思っている
収穫したり、綺麗に磨いたりするのは後でやればいいと思ってる
収穫したり、綺麗に磨いたりするのは後でやればいい
from /villagepump/いかがでしょう記法は「再利用しやすい知識の記述を可能にする」のか?
「知識から文脈を削ぎ落とすと再利用性が高まる」という主張があった
知識の再利用とは何かについて二つの意見があるように見える
A
この場に書かれたものを切り取って他のところに持っていくこと
この場に置かれたまま「初めての人」が読むことも近い感じがある
場と文脈は近い意味、初めての人は「文脈を知らない人」
B
この場に書かれたものが、この場で、他の人が言及したりして発展していくこと
発展する未来のための素材になること
この場でAをやろうとする行為はBの立場からすると邪魔をしているように見える
植物で例えるなら生えている花の根を切って整えて商品として流通可能な形にすることは、雑多な植物が生い茂る場を維持することには逆行する
生えている花の根を切って整えて商品として流通可能な形にすることは、雑多な植物が生い茂る場を維持することには逆行する
情報のパッケージ化
書籍は既に抽象化産物
具体的な文脈から切り離された思考
これになりがち
ピラミッドの頂上を取ってきても期待と違う
それは根無し草の知識
ref
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