ウィトゲンシュタインから龍樹へ
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ウィトゲンシュタインから龍樹へ: 私説「中論」 単行本 – 2004/8/1
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黒崎 宏 (著)
ウィトゲンシュタインの言語ゲームとして大乗仏教を解釈する本
後書きで
1: ものには実体がなく、すべては言語ゲームである
2: しかし、真実に存在するもの(実在)はある、それは言語ゲームである
1+2こそ「空の思想」の後期ウィトゲンシュタイン的表現
と言ってる
前書きで般若心経の「色即是空・空即是色」の「即是」が「不一不異」の「不一」と両立できないと書いているが、その不一不異は元々「行為と行為者の不可分性」の文脈で出てきたもので、あらゆる概念が不一と考えるのは過度の抽象化だし、自分が「すべては言語ゲーム」と言ってるのが色即是空じゃんと思う。なおこの議論自体行動指針としての四句分別に反してそう。
三時門破