「巧遅は拙速に如かず」には不安耐性が必要
「巧遅は拙速に如かず」の解釈について、戦略的・計画的な視点を持つことの重要性が強調されています。これは、短期的な成功よりも長期的な成功を目指すという視点であり、研究やビジネスにおいても重要な視点と言えます。 しかし、この視点を持つことは、一定の不安耐性を必要とします。 不安耐性の低い人は、「ゼロリスク志向」になりがちで、短期的な成功を追求しやすい傾向があるかもしれません。 nishio.icon
これは読解が難しいぞw
ここでいう「必要な不安耐性」とは何かという話だ
ゆっくり準備してうまくやろうとするのではなく、拙くても素早くやるために「うまくやろうとしない」不安耐性が必要だ、と言っているのではない
その解釈だと「ゼロリスク志向」が「短期的な成功追求」につながる理由がわからなくなる
リンク先の解説を読む必要がある
成功した後に、続行するのが「巧遅」で撤退するのが「拙速」だと説明されている
不安耐性が低くてゼロリスク志向の人は、うまく行ったことを継続したいと思ってしまう
新しいことをするのは未知なので不安で、今までと同じことを継続するのは不安ではないから
なので、成功をした後に、長期的視点、俯瞰視点、全体最適を考えるなら撤退をすべきシチュエーションにおいて、前例踏襲で過去と同じことを継続してしまうわけだ というわけでここでいう「不安耐性」とは「成功している中でピボットをすることに不安を感じない」ということ 不安耐性が低くゼロリスク志向で短期的な成功を求める人は、探索をしないで既知のリソースの利用ばかりをしてしまう
それではリソースの枯渇とともに詰んでしまう
リソースが利用できる時にこそ、意識的に探索をしなければならない