Pluralityとサイボウズ
2023-12-12 サイボウズ社内でPluralityとは何なのかを話すために作った資料だけども、社外の人にも有益な気がしたので公開しました
https://gyazo.com/8ea5e92e1b95a29ff5d3fdd34a66d28d
Pluralityとは
これは同じ方向性の理想
全部は紹介できないので面白いトピックをつまみ食い
情報を複製し配信する技術の発展により、一人の人が大勢の人に考えを伝えることが容易になった。
しかし大勢が情報発信すると、一人が受け取る情報量が膨大になり情報洪水で溺れてしまう。
人々が積極的に発信する社会や会社では、大勢の意見を聞くことを支援する技術が重要になる。
https://gyazo.com/8aed1a6ee239c672d1e504cdb48d0e9e
(技術の進歩は)何百万人もの人々が仲間の意見の分布から抽出されたエッセンスを聞くことができる「ブロードリスニング」を可能にし、大規模で民主的な熟議を強化することができます。
https://gyazo.com/c4775b6d250ef9e9a7fbc03499cd3462
かつてメディアは新聞社やテレビ局などの特定の企業が占有し、何を発信するかをコントロールしていた。
ソーシャルメディアが生まれて、誰もが何でも発信できる世界が訪れた。
これは有益だが広告収入で維持されることによる歪みもある。「エンゲージメント」を高めることが利益につながるので、ユーザーからより多くの時間を奪うように設計される。
新しいプロソーシャルメディアは、このような環境で自然に育まれ、その後、より広い社会的文脈で、連帯とダイナミズムに関心のある他の組織に販売されるでしょう。 「民主主義」では、自分たちの代わりに議論する「代議士」を選挙によって選ぶ「間接民主制」が広く行われてきた。
これは情報処理技術が未熟だった時代の運用に過ぎない。より良い技術がより良いチームワークをもたらす。
今後、多種多様な地方自治体が「より良く市民とコミュニケーションしよう」と多種多様な試みをするだろう。
本当に良いアイデアを10代や若い人たちが考え、それが上級の人たちに理解され、実行されるまでの時間を短縮することが、民主主義を前進させる鍵なのです。若い人たちは、デジタルネイティブですから、4年に一度のアップロード帯域で十分だとは思っていませんし、レイテンシーが高すぎる。彼らは日常的にコラボレーションすることを好みます。 アジェンダ設定の権限を人々に開放すれば、各アジェンダに対しての人々の賛成反対を人々に返すことできる。公務員はもはやアジェンダを独占的に所有することはできない。 Pluralityとサイボウズ
サイボウズは元々、民間企業向けにグループウェア(=生産性向上ソフトウェア)を売ってきた
→地方自治体やNPOにターゲットが広がりつつある
オードリータンは元々、政府のより良い統治の方法を考えていた
→その結果、大勢の人のコラボレーションを支援する技術、それを支える情報システムが必要だと考えている
Pluralityの目指す目標とサイボウズの目指す目標は同じ方向性
→互いの視点を学ぶことが有益
Pluralityについてもっと知りたい? ぜひフォーラムに参加してください!
Audrey TangとGlen Weylが執筆しつつある本がある
これの公式和訳リポジトリを西尾が管理してる
Github ActionsとChatGPT APIを使って毎日自動的に翻訳する仕組みを実装してある
その翻訳をダシにしてワイワイできるフォーラムを作ってある
原稿を読みながら疑問点や感想を書いたり、調べたことを書いたりしている感じ
ぜひ賑やかしに来てください!
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