生きた情報の場
2022-09-01
@sm_hn: 10年前は意識の高いデジタルおじさんが鼻息荒く「Evernoteは第二の脳!」と言ってあらゆるメモやWebクリップを集約して串刺し検索していて、「いうてGoogle使いこなせばその苦労はある程度はサボれるよな」と眺めていたけど、グーグルがここまで使い物にならなくなった今、おじさんたちは正しかった。 @nishio: これ今となっては「自分のクリップから検索」と「世界に公開されてる情報から検索」は誤った二者択一で、第二の脳としてScrapboxを使うと自分個人のクリップやクローズドなコミュニティで行われた議論を串刺し検索できるんだよね、クローズドコミュニティは観測できないので大部分の人は理解してない @nishio: 他の人の質問が言語化を促したり、他の人の行動でトリガーされて過去の記事が発掘されてブラッシュアップされたりする。情報をクリップして溜め込んだけども有益な芽が出なかったなぁと思ってる人に足りていないのは、場を「死んだ情報の倉庫」ではなく「生きた情報が泳ぎ回る生け簀」にするための他人 @nishio: で、その方法に「公開して、不特定多数が言及するのを観察する」と「共通の目的を持ったメンバーで情報を練る」があり、後者はScrapboxのとても有益な使い方なのだけど、しばしば非公開なので一般の人はそれに気づくことができない。 @nishio: インターネットにゴミが増えるのは、いくつもの場で繰り返されてきたのと同じ現象。最初はギバーばかりで有益な場を作るのだけど、その場が有益になれば利益を得るためにテイカーが入ってきて場の価値が下がる。