スケリッジ
英語名:Skellige 略称:SK
地域名であり、「スケリッジ諸島」とも呼ばれるとおり、ヤルーガ河の河口の西方にある群島である。ほぼ海賊といえる荒々しい部族が治めているほか、スヴァルブロドやフラヤの信仰など、オカルト的要素も含んでいる。
ベータ時代は部族ごとの特徴がはっきりしていたが、現在は部族の特徴はそれほどはっきりとしておらず、「自傷」「狂騒」「破棄」「墓地操作」などの機能をベースにわかれている。
モンスターのようなポイントスラム型から、北方諸国のようなエンジン型など、取れるオプションが豊富であり、またデッキ圧縮力もあるため、多くの強いデッキはこれらの要素をうまく組み入れて作られている。
ちなみに正しく発音すると「スケリガ」である。
「拡張セット:ウィッチャーの流儀」では熊流派が割り当てられ、自傷・回復シナジーが大幅に強化された。
スケリッジの特徴的なキーワード
自傷(Self-wound):ゲーム内で説明されているキーワードではないが、プレイヤー間では広く使われている表現。味方にダメージを与えることでアビリティを発動させる一連のシステムを指す。
狂騒(Bloodthirst):敵陣にいるダメージを負ったユニットの数が一定数を超えているとアビリティが強化されるパッシヴ能力。
狂戦士(Berserk):自分の戦力が一定数以下になるとアビリティが強化されたり発動したりするパッシヴ能力。自傷システムの一部。
変身(Transform):他のユニットに変身すること。ダメージや出血などの状態も消されるため、相手のダメージ手段への牽制になる。自傷システムの一部。
回復(Restore):ブーストと異なりダメージ状態の戦力を元に戻すときに有効な能力。自傷システムの一部。
墓地操作(Graveyard Manipulation):いわゆる「復活」である。スケリッジはどの勢力よりも墓地のユニットを再利用する能力に長けている。
破棄(Discard):手札を破棄し、デッキからドローする能力。デッキと手札を入れ替える手段を持っているニルフガードと異なり、こちらは墓地に捨てていくことになる。手札の中の要らないカードを墓地に捨てて手札の質をあげることができる。
ダメージブースト(Boost on Damage):敵がダメージを受けたときに反応してブーストするベータ時代から引き継がれた能力。現在は《双斧のダグル》のみがこの能力を持っている。
スケリッジの特徴的なカテゴリー
戦士(Warrior):あまりサポートされていなかったが、「拡張セット:鏡の達人」で本格サポートされた結果、一気に環境を制圧してしまった。
狂信者(Cultist):「自傷」関連のシナジーを持っているカテゴリー。
海賊(Pirates):Ver.4.0からサポートされるようになったカテゴリー。海賊よりは船のほうが強化されたといえる。
船(Ship):Ver.4.0で強化されたが、カテゴリーとして用意されている程度。海賊よりも自傷や狂騒とシナジーする。
ドルイド(Druid):錬金術とシナジーするカテゴリー。スケリッジにおける学者・医者的存在。「拡張セット:オフィルの商人」で大幅に強化された。
錬金術(Alchemy):スケリッジとシナジーするスペシャルカード群。ニュートラルカードが多いが、《シグルドリファの儀式》などに錬金術がついたことで大きく変わった。さすがに違和感があるので、「錬金術」ではなくスケリッジ専用の「儀式(Ritual)」というカテゴリーを新しく作ったほうが良いように思う。
急襲(Raid):「拡張セット:鏡の達人」で追加されたカテゴリー。錬金術は防衛的な効果が主だが、急襲は攻撃やデッキ圧縮のものが主体である。
#勢力 #Witcherの世界観