自己拘束力(Bindability)
Bind Ability.
背景
このサイトでは、たまに「人は退屈に耐えられない(から潰してあげる必要がある)」という言い方をする 対面口頭がなくならない理由の一つでもある
非同期でテキストで情報をやりとりすればいいのに、それだと退屈で耐えられないからできない
例
「今から1時間、黙ってMiroボード上にアイデアを書きましょう」はできない人が多い
GTDの収集ステップでは1時間~数時間粘って頭の中を出し切ることを推奨するが、できない人が多い
Amazonの会議では冒頭15分で黙読するというが、このレベルの会社で、こうしてトップからやり方を支持することでようやくできるようになる(つまり15分の黙読すらできないし、そもそもメンタルモデルからしてない) etc
この難しい問題に対処するには、言うまでもなく多角的なアプローチが必要でしょうsta.icon
BQと自己拘束力は反比例するのではないかと思っています
このページでももう一つつくりたいです。それが「退屈に耐える力」です。「孤独に耐える力」と言ってもいいかもしれません。そのような力なるものはたしかにあるのです。知的生産者の才能であり、クリエイターの才能とも言えるでしょうが、才能の一言で片付けていては何も始まりません。対面口頭至上を緩和し、VUCARDに適応するためにも、この力と向き合わねばならないと思います。というわけで、自分を拘束する能力と名付け、英語としてはBind + Abilityということでバインダビリティと名付けることにしました ひとまず概念は定義しましたが、では拘束力を上げるためには?との中身がありません
私はできる側なので、できない人がなぜできないのかがわからない
どこからアプローチすればいい?何が足りなくて、どう補ってあげればいい?
一方で「豊富な非言語情報を貪ることに慣れてしまってる」状態なのだから、明らかにそれより情報量の少ないテキストではどうしようもないだろう、との諦観もあります
正直なところ、途方に暮れています
開発秘話
「自己」拘束力なのでSelfのような言葉も入れるべきですが、Bindabilityという造語自体が稀少なのでこれで十分としました。名前は早いものがちですし、名前など定着してしまえば識別子以上の意味はない(<人名>の法則が良い例です)ので、これでいいのです(*1)
*1 ただし定着前に注意を引いたり認知コストを抑えたりするのは重要です。重要ですが、難しい営みでもあるため、粘りすぎると先に進めません。また他の人に先を越されてしまう可能性もあります