公然の職権乱用
経営者その他権力者が個人的に欲求を満たすために、その機会や機能を会社のシステムに組み込むこと。そのようなさま。
Frank Abuse Of Power.
例
性的欲求を満たしたい:
女性社員の制服をスカートにする
従業員が何してるか知りたい:
行動監視系のシステムを採用する
出社させる&自分は全体を見渡せる席に陣取る
寂しさを紛らわせたい:
出社させる
会議特に定例会議を開催させる
飲み会その他イベントを開催させる
友達が欲しい、楽に暇をつぶしたい:
親睦を深める機会を設けさせる、参加を(参加しない者を軽視することにより事実上)強要する
支配欲を満たしたい:
画一主義(Uniformism)を使う
開発秘話
組織の発展と従業員の満足の両輪を回せない理由の一つとして、権力者の理性の不足が挙げられると思います。たとえば、テキスト情報を10分間集中して読み、5分で集中して書き、と純粋な情報の読み書きを行うだけで仕事は驚くほどスムーズかつ高密度に進められますが、これさえもできないことが多いのです。人間の、原始的な欲求を我慢できず、仕事で満たそうとするからです。出社、会議、親睦の機会などを平然と組み込み続けるのはそのためでもあります
もっともわかりやすいのが、男性が性的欲求を満たすためのシステムで、この程度であれば「間違っている」「男性側が理性的に我慢するべきだ」「満たしたいならプライベートで勝手にやれ」との点は理解しやすいでしょう。このような現象はまだまだありますし、多くの人が気づいていません。また指摘すると不快感を表明してきます。それは性的搾取を組み込んだ男性が不快感を表明するのと同じ構図です
性的搾取の組み込まれた職場では、搾取する側は当然ながら疑いませんしやめません。される側も(今でこそ大きな声が上がっており糾弾されてきましたが)自覚しづらいのでスルーしがちですし、仮に自覚できた人がいたとしても、職場の圧力が怖くて対抗できません。同様のことが、たとえば「親睦強要の組み込まれた職場」でも言えます。親睦を強要して己の欲求を満たす側と、その欲望をぶつけられて苦しむ側が存在していますし、前者は己の罪を疑っていませんしやめず、後者は対抗できません
私は、人間だからこそ理性的であるべきと考えます。欲求を抑えて、より賢い🙏仕事術を採用するべきです。たとえば現代はVUCARDですからリモートや多様性は当たり前です。そのための投資、努力や研鑽を惜しむべきではありません。もちろん安易に強要するというわけではないですし、理性へのシフトの仕方やバランスは慎重に行うべきでしょうが、少なくとも「理性のために努力する姿勢には寄せるべき」です
この考え方をどうやって表現するかには長年悩んでおり、半ば棚上げもしていたのですが、ふと/yo/働き方を見る必要は、ないのそうか、みんなどうやって「働いているか」を”見たい”んだ!を見ているときに思い出したのです。持ち前の知的生産力を生かして認知のはしごを昇降し、まず職権乱用の言葉を手繰り寄せました。次に正確なニュアンスを反映するためにカジュアルな、ステルスの、など修飾を検討した結果、「公然」にありつきました。以前❌公然の多様性という概念をつくった経験に助けられた形です。こうして公然の職権乱用が生まれましたsta.icon