画一主義(Uniformism)
単一のあり方を強要すること。
特に企業の従業員に対するスタンスや、それに感化された従業員側の価値観との形で表れる。
例
社員全員に週二出社を課す
エンジニアと非エンジニアの両方に、(ITに無知な)後者の前提で不便なセキュリティを課す
概要
画一主義は多様性を阻む主因の一つ
なぜ画一主義に陥るか?
経営者が搾取的思考に陥っているから。単一のあり方に押し付けた方が管理上は都合が良い
合理的と言えばそれまでだが、だからといって従業員を搾取するのは前時代的である。王政やブラック企業がそうであるように、搾取して稼げるのは当たり前だ。搾取を認めてはならない。私は知的生産者として、この構図を食い止めるための概念をつくらねばならないと思っているsta.icon
🙏仕事術を知らないから。多様なあり方でも仕事を成立させたり、成立している小中規模の組織を維持したままスケールさせるための仕事術を知らないか、開発できない
同上、多様性と付き合う体力がないから。運動音痴が運動機会そのものを避けて引きこもるようなものである
集団心理が働くから。特に既存の権力者や古参による特定の価値観が形成されがち
多忙だから。意思決定層は日常的に多忙であり、深い思考やそのための日頃の勉強や試行もできないため、わかりやすい画一的施策に飛びつくことしかできない
etc
制度の壁と社員の壁
制度として画一主義が課されるパターン。これを制度の壁という
制度上は撤廃されているが、社員の価値観ゆえに事実上課されてしまうパターン。これを社員の壁という
目安として同一のワークスタイル(普段の出社曜日と勤務時間)が半数を超える場合、そのチームは画一主義に陥っていると思うsta.icon
脱・画一主義の目安
スタンダーフ(Standarf)を広げられていること
たとえば一律の出社基準を課していないこと
ちなみに幹部層や経営層は免除されていたりする
そして画一主義的な意思決定を行うのはこの人達だったりする
関連
リジッド(Rigid)
泥臭さを強要しているか、事実上それ以外の選択肢がない状態
泥臭さで画一を敷いているとも言えるsta.icon