スタンダーフ(Standarf)
組織における標準的なメンバーを指す概念。
直訳すると標準的なスタッフ。
Standard Staff.
例: 「社員」
社員として認められるための要件は色々ある
仮に就業規則に「毎日出社しなければならない」「リモートは上長の許可があった場合のみ可能」とあった場合、これは事実上毎日出社できる者だけが社員つまりはスタンダーフになれるということである。多様性の観点で言えば、毎日出社できる者しか扱っていないという意味でちっとも多様ではない。スタンダーフの範囲が狭い、と表現できるsta.icon
短時間社員など融通を利かせた制度もありがちだが、これはスタンダーフとは言えない。「社員」よりも待遇面、おそらく給与面や仕事のマッチング面で不利になるだろうし、そもそも一時的な利用のみ想定されている。 包括性とはスタンダーフの広さのこと
スタンダーフを使うと、包括性(Inclusion)の概念をスッキリと表現できる。スタンダーフの広さである。実際にスタンダーフが広いことが重要なのある。例で言えば、いくら対外メッセージがきらびやかであっても、実態として毎日出社を課しているのであれば、それは「毎日出社できる者だけ認めるという多様性の薄い組織」でしかない。多様性を増やし、包括的になりたいのであれば、この定義を緩和して、スタンダーフを広げねばならないのであるsta.icon スタンダーフを広げるために
参考: