世界創作の方法
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夢想と審美
table:表
方法 創作 現實に就いての敍述 小說の人物 學
博物學者は世界の新しい姿を見せ、解釋學者は物事の關はりを殖やし、現象學者は法則を發明する。 世界創作する者は三つの方法を次々に使ふ。
各方法は互ひに許し合ふ。蒐集した物事は夢想と再現の糧と成り、夢想は蒐集に納められまた現象や法則へ再現され、再現した物事は蒐集され夢想の礎と成る。
眞卽善美、善卽眞美、美卽眞善
しかし各方法は互ひに拒み合ひもする。配置は審美に依り糾彈され置換に依り誤解だと札を貼られる。審美は配置に依り組み替へられ置換に依り根據を暴かれる。置換は配置に依り恣意を宣吿され審美に依り拒絕される。 眞具惡醜、善具僞醜、美具僞惡
(England 經驗論 (實驗 (←→證明)) はこの枠で描けない)
螺旋
三つの方法を三つ同時には使へないが組み合はせて次々に使へはする。一つの方法を使ふ時には他の方法が材料と成り或いは統制する。また三つの方法は螺旋狀を成す行程とも見做せる。
蒐集と配置から夢想と審美を經て再現と置換へ至る道は、情報を集め考察し決定する螺旋に見える。 逆に再現と置換から夢想と審美を經て蒐集と配置へ至る道は、辿々しい模倣から空想を膨らませ體系を得る螺旋に見える。 夢想と審美から再現と置換を經て蒐集と配置へ至る道は、思ひ附きが根據を見附け實現される螺旋に見える。 再現と置換から蒐集と配置を經て夢想と審美へ至る道は、自明な繰り返しの思はぬ模樣を見附けて嗜好を作り上げる螺旋に見える。 夢想と審美から蒐集と配置を經て再現と置換へ至る道は、作った箱庭を集めて癖を見出し敷衍する螺旋に見える。 蒐集と配置から再現と置換を經て夢想と審美へ至る道は、集めたがらくたに法則を見出して理想を語る螺旋に見える。 小說の人物
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