出力した動画がプレビューと異なる
0Byteの動画が出力されるなど、出力に失敗しているケースはこのページでは扱いません。正常に出力できない スクリプトが正常に動作していない(バグ)
obj.setanchor()を使っているスクリプトが特定条件にて正常に処理されないバグがあります。(標準のスクリプトでは「多角形」と「簡易変形」にて起こります)
色が大きく変わる(色解釈の処理の問題)
エフェクト等での計算の関係上、規定の範囲外の色になってしまう事が起こり、その解釈の違いにより起こっていると思われます
グローなど発光系のエフェクトや色調補正でよく見られます
明るい部分の色が変わるのが抑えられます
https://scrapbox.io/files/64747464d922f8001cf826d5.png
対策2:色調補正を使用している場合は「飽和する」のチェックを入れることでYCbCrでの輝度が範囲内に収まるように再計算されます(RGB色空間で飽和とはまた別の計算)
明るい部分と暗い部分の色が変わるのが抑えられます
https://scrapbox.io/files/656dfd011e744d00238a3356.png
対策3:色調補正を使用していない場合の対処法としては、タイムラインの下のほうに図形(背景・黒色・加算)と図形(背景・黒色・減算)を置くことで色調補正「飽和する」と同等の処理が行われます
YCbCrでの輝度の上限側の飽和は図形(背景・黒色・加算)
YCbCrでの輝度の下限側の飽和は図形(背景・黒色・減算)
https://scrapbox.io/files/656dffe052f5130023358ed5.png
対策4:図形(背景・白色・乗算)を置くことでまた別の飽和処理が行われます
https://scrapbox.io/files/656dfeeaaebb2a0024638212.png
※ここに書いている方法はどれも実際のプレビュー時の処理とは異なるようです。何パターンか試していたところ一番近いのは対策4でした
透過有りで色が大きく変わる(32bit-RGBAで存在できない色)
透過有りの場合、64bit-YCbCrAを32bit-RGBAに変換する過程でどうしても存在できない色というのがあり、グローなど発光系のエフェクトでよく起こります
32bit-RGBAの場合、例えば透明度50%の時に最大の青を表現しようとしてB255の値にしても、透明度の掛かったB128相当の暗い青しか表現できない
対して64bit-YCbCrAの場合、透明度50%であってもB510相当の値を持つことでB255相当の青を表現することができる
仕様として、透過有りの際にはフィルタオブジェクトが無効化されるというのもあります(後述)
仕様
拡張編集タイムラインの右クリックメニューより、「画像処理を間引いて表示」をしていると編集中のみ軽くするために簡易的な処理をする部分がいくつかあります。
https://scrapbox.io/files/64747422638c83001b00bd8f.png
プラグインやスクリプトよっては編集中のみ表示させるといったGUIがあります
拡張編集AVI/BMP出力(RGBA)または同じ仕組みを利用した透過有りの出力ではフィルタオブジェクト(タイムラインで緑色のオブジェクト)が完全に無効化された状態での出力となります
https://scrapbox.io/files/656eeea4bd22050023fbd316.png
(表示するときの色解釈処理を特定できればpatch.aulにてRGB色空間で飽和を「出力時と同じ色になるよう再計算する」に変更みたいなのが出来るかもしれないけど、関係しそうな場所を覗いてみてもよく分からないんですよね)