経済産業省のDX
注:面談で聞いた内容を勝手に解釈して書きました(一部質問もしている)。
官庁に共通することだが、問題は的確に理解しているが存在する解決策についての解像度が追いついていないのではないかnatsuozawa.icon
例えば、Cookpadがどのようにしてデータ基盤を内製しているか、どのようにしてデータ基盤がバリューを出しているかなど どのようなtoBのソリューションが存在するのか、海外政府はどのように問題を解決しているのか
デジタル庁はindustry standardのDXができていると理解しているが、現場の省庁は依然としてindustry standardに進んでいるようには思えなかった ただ、確実に成果は出している
データやシステムが縦割りなため、隣の部署が持っているデータがわからないという
逆に欲しいデータを持っている部署はどこか?という問題が発生する
ただ、データの中央集約化にも難色を示されていたnatsuozawa.icon
組織の溝が深いんだろうな...
データを使っているビッグユーザーは調査系の部署
通商政策局や経済産業政策局に大きなのがある
DXの推進を妨げている要因
デジタル関連業務に就きたくない職員が多い
一番多い理由は、関連知識・スキルがないからである
そのほかに、興味がない、評価されない、時間がないという原因がある
DXの重要性に関する認識は少なくとも表向きには共有されている
反対する人はいない
IT基礎知識・プロジェクトマネジメント・セキュリティに不満・課題を感じている職員が多い
実際の課題とは異なっている部分も大きいと思うnatsuozawa.icon
省内に有識者によるサポート体制があるだけで意欲・理解は大きく向上する
果たしてデジタル化推進マネージャーはどのようなqualificationを持っている人なのだろうか?natsuozawa.icon
DXの現状
(内部情報のため省略)
理念としては、デジタル庁がコストのかかる部分を専門家を集約して良いプロダクトを作るべき 基本的なUXやアーキテクチャのデザイン、アウトソーシングの方法や開発基盤など?natsuozawa.icon
その上に各省庁がシステムを構築するイメージnatsuozawa.icon
実際は、関係が曖昧。レガシーシステムの保守が難しい。
大きな負債になっている。まさに負債を作っている気がした(あまりにも失礼なので言えなかった)natsuozawa.icon
政策のスピードが早いので、デジタル庁と連携してデータを取ったりシステムを作ったりしていると間に合わないという声。 省庁の間の調整コストが高いという声。
デジタル庁が各省庁に専門人材を送るべきなのに、各省庁から人材が送られてる?とても不思議だったnatsuozawa.icon 人手不足なので、デジタル庁は最も実現可能性が高いところから実践しているため、レガシーシステムの整理などにはあまり手をつけていないらしい
事業者に見積もりを出さないといけないのに、司令塔の指示が一晩で変わったりする
このアジャイルさを本来各省庁に取り込まないといけないのだが、現在は弊害しか生まれていない
大きな方針に乗ることと、現場意識を保つことは両方大切
参考: