『「おかしな数字」をパッと見抜く会計術』
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2016/5/7
第1章 「おかしな数字」に対する基本姿勢
1 「おかしな数字」を見抜く―あなたは「おかしな数字」を意識しているか?
1 「おかしな数字」には2種類ある
2 「おかしな数字」を見抜くために必要なモノ
2 漫然と数字を受けとめていないか?―まずは聞いてみよう
1 質問の仕方で数字が正しいかわかる
2 経理担当者に確認すべきこと
3 「数字を読む」ことができるか?―数値比較をしてみよう
1 会社外部から数字を読む
2 会社内部から数字を読む
4 簿記の考え方だけは知っておこう!―ツールとしての簿記
3 勘定科目と数字から「仕訳 → 取引」が頭に浮かぶか?
5 数字は常に客観的であるわけではない―経営者の意図が数字に表れる!
1 数字以外の要素で数字がかわる
2 経営上の誤った意図が「おかしな数字」を生む
3 「自分では判断しない」という経営者の意図
6 量的境界線の設定の難しさを知ろう――「砂山のパラドックス」
1 明確な基準がないことが妥当なこともある
2 会計と砂山のパラドックス
3 「何が合理的か」は経営者が決める
7 数字を読む上でのちょっとしたテクニック―知っておくと必ず役立つ!
1 「間違っていないかどうか」のチェック
2 「おおむね合っているか」のチェック
3 有価証券報告書等の合計が合っているかどうかのチェック
4 入力間違いがないかどうかのチェック
第2章 勘定科目はこう見る!―勘定科目別・おかしな数字の見分け方
1 勘定科目と「おかしな数字」―勘定科目の性質とその管理を知る
2 経営および管理の基本―現金
1 現金管理とは
3 銀行の残高証明書と一致していれば十分というわけではない―預金 2 預金残高が正しければそれでよいか
1 時価のある有価証券
2 時価のない有価証券
5 どのようにして存在を確認するか―売掛金
1 売掛金の管理
2 売掛金台帳の見方
4 売掛金の回収可能性を検討しているか
6 これを見れば会社の管理レベルがわかる―棚卸資産
1 棚卸資産の管理
7 どのように費用化していくか―有形固定資産
3 減価償却費から「おかしな数字」を見つける
8 見えない資産をどうやって管理しているのか―無形固定資産
2 ソフトウェアの管理
3 のれんの管理
9 中身の見えない勘定に気を付ける―その他資産
3 仮払金をチェックすることで「おかしな数字」を見つける 10 漏れがないことをどのように確認するか―仕入債務
2 仕入が計上されるタイミングとは
3 検収作業の網羅性を確認する
4 俯瞰的に仕入債務残高をとらえる
11 計上根拠を理解しているか―その他負債
1 その他負債の管理
4 保険料率と納付期限がポイント
12 誰がやっても同じ金額で計上されるか―引当金
2 見積りについての社内基準を見る
3 債権の年齢調べ表(Aging List)を見る
13 やはり税務の知識が必要―税金関係
1 押さえておくべき税金知識
7 税金費用に「おかしな数字」がないかどうかは税率差異分析でわかる
2 偶発債務が引当金として計上されるとき
1 売上の認識基準
3 売上認識に誤りはないか
16 その経費は正しく表現されているか―販売費及び一般管理費 2 売上高の動きと合わせてみる
3 販管費と製造原価の割合の推移に気を付ける
4 正しい勘定名で経費が表現されているか
17 「その他」に何が含まれるのか―営業外収益・費用
1 「営業」と「営業外」
2 営業外損益に含まれる「その他」に気を付ける
18 何が特別なのか―特別利益・損失
1 特別項目に含まれるもの
2 特別項目に経常項目が含まれていないか
第3章 決算整理仕訳はこう見る!―決算整理仕訳に潜む「おかしな数字」 1 決算整理仕訳に注目する必要がある理由―見積りや判断を伴う
2 漏れなく計上されていることをどうやって確認するか―経過勘定
3 会計監査で問題となることが多い―期末評価を要する勘定科目
2 期末評価における注意点
4 どこまで正確さが求められるか―見積りを伴う勘定科目
1 見積りを伴う勘定科目とは何か
2 経営者の意図がどこにあるか
3 無理な見積りは必ず論理破綻する
4 合理的な前提条件とは
5 発生確率50%という考え方
6 どこまで正確性が求められるのか