OOUIとタスク指向UIの対比
この2つの違いを判別できないと、そもそもの評価ができないmrsekut.icon
現状、デザインを見せられて「このデザインはOOUI、タスク指向UIのどちらですか?」と答えられない気がするmrsekut.icon
わかりやすいのはわかるけど、際どいのはわからん
前提
まず前提として、人間がUIを操作する時に以下の2つが明確になっている必要がある
オブジェクト(名詞)
アクション(動詞)
例
ツイート(名詞)を、投稿したい(動詞)
動画(名詞)を、見たい(動詞)
(画面上でない)日常生活では、名詞→動詞の順序で操作するほうが自然
それを画面上でもやっていこうぜ、というのがOOUIの目的
まず名詞を選んでから、次にそれに対しての動詞の操作をする
「次にしたいこと」を画面内で探す際には、オブジェクト(名詞系)を手がかりにする
あらゆる情報システム、特に作業者による探索や創意工夫が期待されるものについて有効
日常生活の中ではオブジェクト指向で思考しているはずで、それと同じ感覚でUI操作をさせる
操作の過程で「~~モード」のような状態にならないのでモードレスと呼ぶ まずタスク(動詞)を選び、次にその引数としてオブジェクト(名詞)やパラメータを指定する
CLI上のコマンド操作がイメージしやすいmrsekut.icon
「次にしたいこと」は、タスクを手がかりにする
ATMのGUIのようにオブジェクトが固定されていて、オブジェクトを選択する場合に有効
定形の入力手続きだけを提供する場合に有効
userに「決められた操作」のみをさせたい時に有効という意味
悪く言えばそこに創造性の欠片もない
例えば、そこらで見かける飲料の自動販売機がタスク思考UIの例
まずお金を入れて、「商品選択モード」になってから、商品を選択する
両者の差異のわかりづらさって、実際に自分で動作するアプリケーションを触れていないからかもしれないmrsekut.icon
『オブジェクト指向UIデザイン』.iconの中でも具体例を挙げて画面遷移や思考の差異を説明しているが、
自分で実際に体感しているわけではないので、その「良くなさ」を体感できていないmrsekut.icon
恣意的に説明されてるだけのようにも感じてしまう
実際に同じ目的のものに対して、両者のアプリケーションを用意して
「こういう操作をやってみてください」という状態にしていると、実際に触って差異を感じられそう
誰かFigmaか何か、プロトタイピングレベルでいいから作って欲しい(お前がやれ)
参考
モーダルとモードレスについて
理解が浅くていまいち良さがわからなかったmrsekut.icon
また再読しよう
エイブルのサイトは、初回利用時はタスク指向で、2回目以降はOOUIになっている