起業のすすめ
起業家になる醍醐味とは何か?
それは、自分の人生の「独裁者」になれることです。
自分の責任で、自分で決断して、自分の大義のために生きることができる。
自分が動かないと会社が死にます。その分、「自分=会社」が 社会のためになることをすれば、社会インパクトを肌でビンビン感じることができます。
2021年4月時点で、日本の労働力人口(15歳以上の労働の意思と労働が可能な能力を持った人)の6866万人のうち、44歳以下は3098万人に上ります。全体の約45%を占めるマジョリティーなのです。
このアフターインターネットの世代が、起業して新たな事業を産んだり、社内起業家として新事業を起こしたり、既存事業を変革したりすれば、日本の未来を明るくすることができます。
この本は、起業のリアルをできるだけわかりやすく伝えることで、起業を民主化するためのものです。
もくじ
はじめに 私が起業を決断した日
第1章 起業家になるべき5つの理由
1 サラリーマン思考から卒業できる
起業家とサラリーマンのマネージャーの心理テストで、起業家の特性3つ
プロジェクトを支配したがる
Elon musk
日本電産の会長は買収先の経理台帳を自分で見てコストカットする
不確実な時に適応して行動する
イモトのWiFiはコロナで売上98%減。1ヶ月でPCR検査に転身
他人を説得できる
アメリカはビッグマウスすぎるが、日本は謙虚すぎる
2 キャリアアップにつながる
3 金銭的な報酬が大きい
勝算を設計して、失敗を最小化できるというが、その内容はのべられない
4 人生の自由を得られる
政治家志望だったが企業の方が良いと判断
5 社会を変えられる
おすすめ
1 起業するには若くないといけない
ウォークマンのアイデアを出したのは70さい、作った方は60歳
人脈
実務、マネジメント、組織運営は経験がものをいう
B2Bは大企業をくどかなければいけない
組織の論理
部長を口説く
役員会議を通すためのプレゼン
スタートアップはカルチャーが差別化要素。キラキラ経営を幹部登用すると失敗するかも
30代までは自我にくわれる
2 起業するにはお金持ちでないといけない
金を集めるのは考えているよりは簡単
VC
エンジェル投資家、事業会社
損保ホールディングス
アメリカはエンジェル投資家が日本の600倍
芸能人のエンジェル投資
アメリカはエンジェル投資の利益に課税されない
3 起業に失敗すると借金地獄になる
エクイティなんだから借金にはならない
他人の金で勝負する
ただし日本では株式買取請求権があるのが通例
なるべくつけられない、行使されないようにする
経営に口を出してくる投資家は選ばない
good loser
4 起業家はエリートしかなれない
ストリートスマートが多い
名門校が圧倒的に多い
東大はスタートアップに熱心
日本はアメリカよりは学歴を求められない
大学・大学院卒は4割
エリートが必要なら採用すればいい
商社の資源投資はデスクワークだし、共同投資でディールをリードするのは石油メジャー
裁量が小さい
創業の早い段階で幹部として入れ
5 起業家はチャラくて尊敬されない
第3章 起業型キャリアの5つのタイプ
3つの質問でタイプ分類
Q1 会社を立ち上げたい?組織の中で起業したい?
経済合理性がないので立ち上げるしかない基素.icon
Q2 急激な成長?株式上場?
この質問わからない。経済合理性は重要だが第一の目的ではないので上場はしたくない基素.icon
Q3 組織?個人?
組織。ただしできるだけ少ない人で基素.icon
Q1がアントレプレナーだった人
Q2が. 上場したいなら
1 成長志向スタートアップ
急成長
上場目指さないなら
2 プロフェッショナル独立
Q3 個人
組織は数人
クリエイティブ型企業
会計のプロ
人事のプロ
副業
Q3 組織なら
数人から数百人
この選択肢は、上場は目指さない
中小企業
事業承継が課題
社長の平均年齢は60超え
ベンチャー型事業承継
サーチファンド
5-7年でexitさせる
人脈がなくても経営者になれる
10億円のソーシャルビジネスを年間100社作るのが目標
マーケットニーズを起点にしない。社会ソリューションをつくり、そのうえで利益がでるかをかんがえる。ビジネスを再設計する
この考え方がやりたいことに近い基素.icon
通常の起業はマーケットニーズをまず探るし、PMFが重要
ソーシャルビジネスもこの要素があるはずだけど何が決定的に違うのだろう?
つまり2か3だなぁ基素.icon
Q1がイントレプレナーの場合
Q2が急成長かつ上場なら
4 スタートアップ幹部
できれば幹部、無理なら初期メンバー
カオスが味わえるのは3年以内
賢いスタートアップの選び方
創業者がいること
いないと新しい仕組みが生まれない
10-20年トップに立って引っ張ればいなくてもカルチャーになるかも
創業者との相性
ほぼ企業文化とイコール
活字より動画を見た方が良い
ビジネスモデルは強靭か
付加価値の高い産業
競争優勢
長期的な潮流
プロダクトを使う
投資家の評価を見る
SaaSならPSR
広告などの単発積み上げならPER
センスがあるか
言語化が難しい
見かけが5割
一貫性と統一感
成金のルイヴィトンはブランドマネジメントが弱い
報酬制度
SOはもらえるか
幹部とそれ以外の差がかなり大きい
シードラウンドからシリーズAまでには入れ
ほんとうは最初期に入って生株をもらいたい
5 大企業イントレプレナー
新規事業は上場はできない
親子上場も子会社の株主利益に悪く下火
so-netの子会社から分離独立するエムスリー
大企業の資産を使える
大企業が変わるのは10年スパンなので、40代には本体の社長になる必要があり、30代で子会社の社長にならなければならない
新規事業のノウハウが残らない
大企業は動き始めるとパワーがスタートアップとはレベルが違う
大企業の中で新規事業をやりたいと思っている社員は10%、やるのは1%
大企業は95点を要求するが75点で出す。60点だと叩かれるのでだめ
パナはスタートアップ弱い
第4章 起業を成功させる5つのステップ
細かい話はググれ
1 自己分析──まずは己を知る
4つの自己分析
デロイトトーマツベンチャーサポート
起業家タイプ
Why ビジョン
How ビジネスモデル
コンサル型
MBA、PE卒
What 商品開発
エンジニア、クリエイター
Who 顧客
顧客志向型。マーケター
3つのタイプ
Why一辺倒
突破力があるが、実務に弱い
チームを作らなければいけない
暴走させないようにする必要あり
ガバナンスで打率をあげる
How+What型
Who
ビジネス面
Why+WhatをHow+Whoと組む
宮崎駿+鈴木敏夫
手塚治虫はHow+Whoがいなかった
大企業にはWhy型が少ない
利害調整は上手くなる
2 ミッション、ビジョン、 バリュー
3 事業づくり、プロダクトづくり
絶対ニッチ
成長期はアプローチを変える
模倣されるのでスピード命
顧客セグメント別のマーケティングを強化する
ターゲットがかわっていく
戦略マップをつくる
エクスペリエンスのデザインはユーザーを知らないとできない
4 パートナー探し・チームづくり
複数創業がベター
1人は困難
スカウト
幹部人材の採用
営業や開発と同じぐらい優秀なリクルーター
best&brightestがまだきてない
給料が安すぎるから
稼げて楽しくてインパクトがある仕事を誰もがやりたい
ワークライフバランス型を採用しない
寝ても覚めても仕事
外コンにいく優秀な新卒を獲得する
5 資本政策・ファイナンス
爆速成長マネジメント
コーラルキャピタルのブログ
1人が60%の株を持つ
リーダーシップを決める
そうではない会社もある
ユーザーベース
マネーフォワード
ヒーローズ
創業者関係をしておく
増資で希薄化することを念頭に、上場後も50%以上をもつような設計をすべき
最初は自己資金でやる
トラクションを出してから外部の金を入れる
日本政策金融公庫の新創業融資制度
3000万円
担保、保証人不要
シードラウンドの話
1-1年半ごとに資金調達する
リード投資家の選定がキモ
調達条件が変わる
相性
専門領域
提供価値
営業先の紹介
cxo
プロモーション
オフィスの提供
規模
その後も投資してもらえると楽
ファンドの期間
SOを使う
10-15%が普通
メルカリは20%
あとから決められる
未来の採用候補者に付与できる
創業時に考えておく必要あり
おわりに 70年サイクルが終わり、企業家の時代が来る
ブックガイド
ジェネラリスト不在の日本
70年サイクル
第1世代 何もないところに山を作る
第2世代 現場の兵隊
第3世代
https://youtu.be/70thSIN1B5g?si=lMviHW4G_Rt60p-b