資金獲得は1人でも話を聞いてもらえれば良い
特に日本は、まだ投資家の層も非常に薄いし、コンサバな投資家も多い。多くの投資家に説明して、「いまいちだねー」といったことを何十人にも言われると、普通の人ならそこで心が折れるはずです。でも、スタートアップは、今まで実現されていなかったことをやろうとしているわけで、先端的であればあるほど、簡単にはほかの人に理解してもらえないのは当たり前なのです。
Startupの資金調達は投資家候補の多数決で決まるわけではありません。100人の中で、3人でも1人でも、自分の構想を理解してくれて必要な資金を出してくれれば、それで成功するのです できる経営者は、世界の競合のビジネスモデルを理解し、そこと比べて自分にどういった優位性があるのかをきちんと説明したりしてくれます。
ただ……。私が知る“イケてる”投資家の人は全員、「スタートアップの事業計画がそのとおりに進んだケースは見たことがない」と言いますね(笑)
信じてもらえないことの方が多い。やっていることが常識的ではないから(スタートアップとはそういう性質の事業である)
適格投資家という制度があり、一定の条件をクリアしているVCなどは人数にカウントしないので50社に含まれないようです。