論文の気づき
論文の気づき
旧司法試験H2-1の答案の筋を掻き出した後、答案構成をしてみた
やってみたら、筋(大体こんな構成で書けばいいだろう)はかけても、綺麗に答案構成がまとまらなかった
それぞれのパートで書くことは整理できているが、一連の繋がりが欠けていない
特に問題提起の部分ができていなかった
呉明植.iconの回答を読んだらかなり気づきがあった
短い中に収める工夫がしてある
規範を最初に全て書いてしまう
事実を拾う
事実を評価する
ナンバリングをどうするか(短い紙面に収めるために、どこを詰めるか)
どの人権問題にするのか?
「〜は憲法n条に反して、違憲なのではないか?」の〜とnの対応
nによってあとの議論が全く異なる
回答を見て、まずここがハードルになると思った
私の感覚上、予備試験やロー入試で合否を分ける基準は、論点を見抜けているか否かです。論点を網羅的に拾って、規範を立てて、事実を拾ってきてあてはめすれば、受かるという感覚です。
やっぱり難しいんじゃないか基素.icon
判例を知っていて、それに似せてあるものが出題された場合には、過去の判例知識から選択できそう
微妙な問題もおそらくあるかが、いずれにしても、判例の趣旨を理解しておくのは有用そうだ。MUSTだろう。
結論を先に考えるのも試験対策としては有用そうだ
結論ありきで規範を選ぶ
規範については、人権ごとの書き方があるから、それを丸覚えすれば良い。これは覚えてるか覚えてないかの問題。
記憶をサボる人はここで減点されるんだろう。
受験前によくわからなかった、「論証の暗記が大事」とか、「論証を貼り付ける」とか言うのはこのこのことを指している。
私には、規範を当てはめると言った方が適切になように思う。
覚えてない・わからない場合
もし全くわからないのであれば、適当な規範を立ち上げる必要があるが、その際は、ここあつく、書く事はできないし、適当なことを長々と書きつ意味はない
ここまでは、事前準備ができるところ。ここから下の当てはめは、試験会場で考えること。
「司法試験は暗記ではない」と言う人の主張はここだけを注目しているのだろう。
しかし、この事は暗記しなくていいと言うことを意味しない。明らかに、前の部分では暗記が点になる。というか、試験会場でミスったとしても、暗記でカバーができるんだから、規範はきっちり覚えるべきだろう。
一方で、当てはめの点数配分が小さいとは、現行の司法試験制度の「考えられるやつを採用したい」という意図から、全く思えないので、こちらの練習も当然に必要になる
あてはめに関しては、暗記ではなく、事実をどう整理するのかの能力、事実をどう評価するのかのやり方、一貫性等が問われるような気がしている。ここはまだ論文を書いたことや評価をうけていないから、よくわかっていない。
少なくとも知識を詰め込むだけで練習になる事は一切ない。実際に書いてみることによってでしか経験値は得られないだろう。
答案を構成するのはもちろん、実際に当てはめをネチネチとやって、フルで起案することも、最初のうちは必要不可欠だろう