自分の汚い感情と向き合う
余裕がないときに向き合うと負のスパイラルがおきるので、余裕があるときにやること ここで言う汚い感情とはなにか?
悪いことばかりではない。昇華につながる可能性もある 汚い感情が引き起こす問題
このような感情は、ふとした瞬間に人間誰しも湧いてしまうと思う
創作の共感ポイントにもなるぐらい普遍的だし、昼ドラは愛憎ドラマをずっとやっている(偏見)
しかし、これが自分や他人の生産性を妨げることは関係者にとってよいことではない
そこで、感情をコントロールする方法をいくつかもっておくことは有益であるので、自分が有効だと思って何度も実践していることを書いていく。
以下では実例も書くが、「汚い感情」やその対処法の具体例を公に晒すことは一般にリスクのある行為だと思う
もし知人が読んだ場合、「この人は普段こんな事を考えているんだ。いやなやつだ」と思われる可能性がある
実践していること
コンテキスト
他人に対して期待をすると、他人がその解釈を外れた行動をしたときに不快な感情を感じる
原因
自分の幻想を他人に押し付けている
対処法
(もし雇用関係があるのであれば)両者の間で期待していることのすり合わせをする
見返りを求める利他的行動をしない
効果
他人のやってくれることに感謝できるようになる
期待していないので、やってもらえるとほぼ必然的に期待値を上回ることになる
実例
他人に1万円ぐらいの本を送るときには、アウトプットを要求しない。要求しなくてもよいぐらい金銭的・心理的余裕があるときか、何もしなくても許せると確信できる相手にしかそのような贈り物をしない
アウトプットの要求は、相手に対する期待である。「自分がお金を出して本をあげたのだから、学んだ内容をアウトプットしろ」というわけだ。
他人というのは自分の思い通りになるものではないので、アウトプットは達成されない可能性がある。達成されないとどうなるか?自分は相手に期待をしているのだから、相手に文句を言ったりすることになる。たかが1万円程度で人間関係が悪くなる。
さらに重大なことは、自分の意識をそちらにはらわなければいけなくなるという点だ。コントロールできない要因に常に意識を払わなければいけない状況を自分で作るのは、精神衛生上良くないことだと思う。
「見返りを求めない」というのはほとんどの場合嘘になってしまう。だから自分は全て自己中心的に考えることにしている。言葉は自分すら騙す。金銭的ではない形で見返りを要求する可能性がある。
自分に常に負担感のある行動を継続することは、何らかの目的がない限り達成できない。基本的にはWin-Winの構造を探す(後述の「打算的に考える」がこれ)
コンテキスト
他人の足を引っ張ることが気持ちいいと感じる場合がある
原因
自分に不利益がある人の不利益は自分に感情的に利益がある
対処法
インセンティブ設計をする
上述の例の場合
誤っていると思った意見を持つ人たちが失敗することに、少し心が晴れることはある
しかしこれは自分にとっていいことではない
他人が失敗しようが成功しようが、自分には関係ない
他人の失敗が報酬になると、自分が人の足を引っ張る行動にインセンティブができてしまう
人の足を引っ張る人が嫌いなので、自分がそれになるのはいやだと考えている
よって、他人の失敗を嬉しく思うことは自分にとって良くないことだ
考えるだけ時間の無駄であり、心の平穏にとってマイナスがあると考える
効果
自分の行動をコントロールできる
目に入れないようにしている。目に入った場合は違うことをやったり、意図的に無視したりする
コンテキスト
利他的行動を取る際に、自分にもメリットがないと感じる
原因
自分にメリットが全くないような構造をつくっている
対処法
常にWin-Winになるいように設計する
効果
自分も相手も気持ちよく動くことができる
自己中心的に考えても、利他的行動はできる