終身雇用
雇用のあり方の傾向を見ていると、早晩、なくなるだろうと思う
タイトルよりずっと内容は説得力がある
https://gyazo.com/abac53dcd9c706d89c7b680d6f0a641d
結果的に言うと、「正社員で、賃金が右肩上がりに増えていく」グループの、2割から3割弱の人にとってみれば、「変えよう、変えようと言ったわりには大きく変わらなかった時期」と映るでしょうし、それ以外の7割ぐらいの人たちにとってみればかなり激変があった時期だと思います。
言われるほど正社員の数も減っていないし、正社員の中で、年功序列で賃金が上がっていく人たちの比率もほとんど変化がない。しかしそれは上の約3割の話で、下の約7割は変化している。自営業が減って非正規が増え、地域社会の安定が低下して、貧困が増えています。 連載1990〜
90年代初頭というと、たしかに同級生の家に遊びに行くと、戸建てというケースが多かった。そこそこ大きな家で、マイカーのない家は少なかった記憶がある。
行政の人に関する意見
行政の手が足りないからです。労働基準監督署の人手も足りないから、個々の企業の経営者と、商工会や農業協同組合といった監理団体にまかせるしかない。私は、日本の社会は行政の人手が少なすぎると思います。人口千人当たりの公務員の数は、フランスの3分の1、アメリカの2分の1くらいです。
まずは国の歳出を半分にして、公務員などの人員数も半分にする。それを2年間で実行するぐらいの荒療治をしないと。今の延長線上では、この国は滅びます。
社会構造は数十年かけて変化してきた
報告書に先立つ2019年の4月には経団連の中西宏明会長が「終身雇用は維持できない」、翌5月にはトヨタ自動車の豊田章男社長も「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」といった旨を発言されましたが、逆に言うと、それまでは公の場で「終身雇用は維持できない」と言えない雰囲気もあったわけです。しかし、既に起きている変化には正面から向き合わなくてはいけない。中西会長や豊田社長の発言も、政府の老後2000万円問題の報告書にも、そうしたメッセージが込められていたと思います。