無線マイクシステム(BLX)とハードウェアボイチェン(VT-4)をつかってVRChatをプレイする
だいぶ下調べしたが、実際にやってみないとわからないので、次の構成を試してみることにした
機材調達
必要な機材を選ぶ
無線機はSHUREだけでもいくつか種類がある
別の候補としては、Audio technicaがSystem10シリーズというデジタルの送受信期(2.4GHz帯を利用)を同価格帯で出している
この価格帯ではSHUREのシステムはB帯を利用している。 今回は、この先BETAやSM58のようなSHUREのマイクを買う可能性があることや、先行事例を考慮してSHUREのBLXシリーズを利用することにした。
部屋の中という近距離だし、どれを選んでも接続性の問題はなさそう
機材リスト
その他
買う
ケーブル類は適当に
合計64584円 + ケーブル
セットアップ
VT-4のセットアップ
BLXのセットアップ
SHUREの無線機は届いたとき箱が大きくてびっくりしちゃった(予想の3倍ぐらい大きかった)
実際にはBLX4はルータみたいなサイズ
次のような手順で行った。説明書の通りにやっただけ。
SM31FH-TQG(以下、マイク)に同梱されてる風防をつける
BLX1(以下、送信機)に同梱されている電池をいれる
マイクのTA4FコネクタTA4F.iconを送信機に接続する
https://gyazo.com/65cabeb965083207fdc473a922712d52
わかりづらいが、一番左のコードはアンテナ
送信機の電源をON
BLX4(以下、受信機)に付属の電源アダプタを取り付け、電源をON
https://gyazo.com/e3b5d905c6e7863e7cb6001587ed2470
利用する周波数帯を決定する
受信機のgroupボタンを押すと、自動的にチャンネルが決定される。仮にA2になったとする
マニュアルで周波数帯を決めたい時は長押しだが、基本的にこのユースケースでは使わなさそう基素.icon
送信機のグループとチャンネルを受信機で設定したものに合わせる
https://gyazo.com/13de265dda9b3ac935392a3cc993624f
こっちは手動でやらないといけないみたい
送信機の蓋を開けたところのボタンを何度か押して、グループをA、チャンネルを2にすればいい
この時点で受信機側の「ready」が緑色に点灯していれば入力が入っている
受信機とVT-4をキャノンケーブルでつなげると、マイクで発した声がVT-4にはいる。おしまい。
当たり前だが、無線のイヤホンを繋げると自分の声は遅れて聞こえるので、歌ったりは訓練しないと難しい
ということは、SHUREの無線での送受信での遅延はかなり少ないようだ。ただし、検証はしていないので間違っているかもしれない。
VT-4に有線ヘッドフォンをとりつけてモニタリングし、入力はBLX経由で実施したところ普通に歌えるレベルで入力できているので、BLX1とBLX4間の遅延はかなり小さいようだ
Kernel StreamingだとMMEよりまし
感想
ノイズが入ったり、ゲインが足りないとかで苦戦するかと思いきや、すんなり使えてよかった
BLX4はかなり発熱する
実際に装着するとマイクがかなり顔に近い。接触するかしないかぐらい
VRChatをやってみる
検証環境
Windows10 Home 1903
Steam VR 1.7.15
VRChat 2019.3.2?
Steam上でのバージョンの確認方法が不明
実行バイナリのバージョンは2017.4.28.14917879
手順
Windows側のサウンド入力をVT-4のWETにする https://gyazo.com/d5622c12f0c115ccf5d7a27727fd6bf1
Voicemeter Bananaは利用しないシンプル構成。効果音を流したいとか要求が増えるとその辺りを組み合わせていく必要がある(けどそういう人はこんな記事読まないだろう)
SteamでVRChatを起動
Oculus
デフォルト
https://gyazo.com/6079f14b3092ecc411d78632b1d7801b
SteamVR
デフォルト
https://gyazo.com/a143666c123153d6a39df120ffeaeadb
変換後の声を確かめたい言葉を発話して、録画を終了する
録音した動画を再生する。変換後の音が取れている
基素.icon
微調整は運用しながらしていくとして、仕組みは確立できた