外国為替資金特別会計
外国為替資金特別会計は、外国為替相場の安定(為替相場の急激な変動の際の為替介入など)のために設けられています。 外国為替資金特別会計は、円売り・外貨買い介入に伴って取得した外貨を資産、円を調達するために発行した政府短期証券を負債として保有しています。 https://gyazo.com/393a6c3b7d7a74c9ae7fcf4ec48e7ba2
外貨資産の中身は公開されていない。米国国債が大半と見られている
資産の部ではドルを持つために米国債をドル建てで持ってる基素.icon
ドル売り・円買い介入の場合、「外貨準備」に計上されているドルが、ドル売りの原資に充てられます。 保有外貨資産の利子収入等を歳入とし、政府短期証券の利払い等を歳出として経理しています。
歳入と歳出の差額である毎年度の利益(決算上剰余金)は、一部を外国為替資金特別会計の運用資金である外国為替資金に組み入れ、残りを一般会計や翌年度の外国為替資金特別会計の歳入に繰り入れています。 長期にわたり、外貨準備が蓄積してきたことは、円売り・ドル買い介入の総額 が、円買い・ドル売り介入の総額をはるかに上回ってきたことを示している。外為特会は円短期債券発行額を負債としてもち、外貨債券を資産として保有する「投資fund」とみなすことができる、と我々は考える。