アメリカを再び信用することは不可能になった
トランプがBLS長官をクビに → 政治が統計機関を乗っ取ろうとしてる
BLSは1884年創設。雇用、賃金、物価などを測って政策や労使交渉の共通基盤を提供 代表的なのは雇用統計(CES, 非農業部門雇用数)とCPI(消費者物価指数)
雇用統計の仕組み
短期:CES(サンプル調査、速報性重視、誤差あり)
長期:QCEW(失業保険データ、精度高いが遅い)
誤差調整に「企業の誕生・死亡」モデルを使う → ノイズをどう扱うかが難点
CPIの仕組み
家計の支出調査から「市場バスケット」を作成
各品目の価格を調査(現場調査+Webスクレイピング+企業データ)
人員不足で精度が落ちつつある
統計の弱点
回答率低下(企業・家計ともに)
景気の転換点は捕捉が遅れる
非公式雇用(オフブック雇用)の影響が増大
それでもBLSは他に代えがたい。ADPや民間調査は部分的・BLS依存
信頼性が崩れた場合の対応
改ざんはシステム上目立つ(遅延・表の整合性崩れ・内部抵抗)
外部データ(例:民間の物価指数、ADP、カードデータ)と突き合わせて監視
BLSは精度の問題はあるが世界標準の統計機関。政治介入が本格化すれば、外部データとの突き合わせでインチキはバレる。とはいえ今はじわじわ弱体化中
トランプは「インフレ即日終了!電気代半額!ガソリン2ドル!製造業ブーム!」とか大風呂敷を広げた。
現実は逆。インフレ3%、電気代高騰、ガソリン3ドル以上、雇用も伸び悩み。しかも関税と強制送還で自分から景気を冷やしてる。
でもカルト信者は「間違ってました」とは言わない。かわりにBLS(雇用・物価統計を出す機関)が悪い!と陰謀論に走る。
実際はBLSのデータ改訂は毎年普通にやってる定例作業。それを「壊れてる!」と騒ぐのはデマ。
ただしこのまま政治化が進むと、アメリカ経済に不可欠な統計インフラが潰されかねない。
MAGAは反啓蒙思想だからその意味で自分の都合の良い現実しか見ないのは一貫してる。科学は時に不都合だから基素.icon 他の調査(Conference Board、NY Fed、ベージュブック)も「雇用悪化」を裏付けてる。つまりBLSは正常。
要は、トランプの約束は元から非現実的で、失敗も当然。それを直視せずに「メッセンジャー殺し」をやってるのが今の惨状。
https://youtu.be/QSx4zy_0qmM?si=eE_zv6tGTEPzOzFm
戦争抑止の失敗
トランプは同盟を破壊している