『外国語学習の科学』
2008
ここから16年経ってるから色々変わってそう基素.icon
SLAは1960ごろから始まった
SLAの課題
第二言語習得のメカニズムの解明
効率的習得方法の解明
アメリカに住んでも英語ができるようになるわけではない
使う機会があるのにネイティブのようにならない移民はたくさんいる。なぜ?
3章 どんな学習者が成功するのか
4章 外国語学習のメカニズム
言語習得のかなりの部分がメッセージの理解で起こる
「こう言う言い方が普通だ」ということを大量の文章から学習する
第二言語では圧倒的にインプットが足りない。どうする?
The brothers of my parents were fourは文法的には正しい文章だが、母語話者はI had four unclesでなければ「変だ」と思う
文法規則は適用できる制限がある
イディオムにも制限がある
hold one's horsesは過去形にしてしまうと、ネイティブにはおかしくかんじられる
spill the beansは受け身だと不自然
第二言語特有の現象
意識的な学習の効果
発話の正しさをチェックできる
聞いているだけでは気づかないことに気づけるので、自然な言語習得を促進する
aとanは聞いているだけだと気づかないが、知識を入れると聞こえるようになる
5章 効果的な学習法の問題
使える第二言語はインプット
学校でよくある文法訳読方式は、翻訳できるようになるには効果的
コミュニケーションしたいなら文法訳読方式は大変非効率
入試でRWが測られてるのでこうなる
生成AIで解決できるのでは?基素.icon
明らかにSpeakingの判定がボトルネック
オーラルコミュニケーションを教えられる人が少ない
いきなり人を増やすことはできないから、やはり生成AI基素.icon
Speaking(声に出さなくても良い)をしないと頭の中で文を作らないから話せない
無理にアウトプットすると変な外国語になるので、アウトプットの割合を徐々に増やすイメージ基素.icon
SVO1O2はO1がO2を所有する意味的制約があるが、これは学校では習わない。豊富なインプットで習得できる
Open me the doorはおかしい
しかし実際には留学生でも答えられないことがあり、何がうまくいかないのかはSLAの課題
多くの研究があるのに、アウトプットそのものが言語能力の向上につながるという結果はあまりない 知ってることを使えるようにするだけ。あたりまえ
前提知識なしに話せと言われても話せないと言う当たり前のことを言っている基素.icon
いきなりドイツ語を話してみろと言われても困る
言語によって学習ストラテジーがおそらく変わる
英語の場合は文法がかなりシンプルなので、コミュニケーション中心の講義可能
ロシア語は同時に何十もの変化があるのでインプットの重みが大きい
6章 具体的学習法のコツ
分野を興味があるものに絞る
わからないところを推測で補え、推測によって語彙が習得できる
単語と背景知識が増えれば別の分野でも同じことができる
80%わかるリスニング教材を何度も聞く
インプットが理解できないと効果が低い
飽きるが言語習得は促進される
リスニング教材をリーディングして解釈したらまたリスニング
内容理解が大事。事前情報を入れたほうがいい基素.icon
外国語で情報収集できるレベルにさっさとなる
暗記は廃れたが、単語と文法だけで言語習得はできない
距離がある言語 例えば英語と日本語 の場合、置き換えで自然な表現にならないので特に重要
日常言語のかなりが決まり文句でできている
意味が通じることを優先するものの、正しくする努力はする
コミュニケーション・ストラテジーを使う
コミュニケーション上の問題に対応する
時間稼ぎやパラフレーズ
工夫して有意味学習にする
単語学習は無意味学習
関連づける知識のネットワークがない!
無理やり関連づける
文脈で覚える
絵を使う
動詞は文法情報を含む
openはSに人、Oにものをとる。killはSにもOにも生き物を取る
openはviになるがkillはvtのみでviの意味のときはdieになる
発音は真似る
知識入れておく
解釈が終わってる分について真似る
大人の学習者が完璧な発音を身につけるのはほぼ無理だが、目標は高くしないと通じることすらままならない
高校一年程度の文法はアウトプットできるようにする
説明を読んでも理解できない高度な文法はコスパが悪すぎる
動機づけを高める
明確な目標基素.icon
楽しいと思える動機をいくつもつくる
文化に興味を持つ
学習ストラテジーは無理に合わないものを使わない
ここ曖昧基素.icon
具体的プログラムの紹介
公立高校でのインプットプログラム
50分×週4 3ヶ月で15分の会話ができるようになったインプット=インターアクション
学生同士でその日習った文法を使いインタビューをし、それを書く
各課でダイアローグを暗記する
15分の会話が成績の10%であることが学生は事前に知らされている
限られた文法・単語でコミュケーションする MVPだ基素.icon 音声、単語、文法を習得してできるのはせいぜい正しい文を作ること
も必要
言語はルールで説明しきれない。曖昧なものを受け入れると学習が成功しやすい
インプットだけで言語習得できる vs アウトプットも必要
リスニング能力がS R Wにも転移する
反例
テレビから言語習得はできない
反論
インプットに注意を向けてない
受容的バイリンガルの存在
言いたいことを英語で言わなければいけない状況になった
ある日頭の中で英語で喋っていた
意識的にやっているわけではない