GDP
これが上がることが生活水準が上がることにほぼ等しい
名目GDP:GDPの(国内で生産されたもの)の生産数量に市場価格をかけたものの総和 この市場価格には物価変動が含まれる(インフレなら値上げによっても増える)
物価変動が0%だったらどうか
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名目GDP = 財布から出ていくおカネの総額
物価が動けば数字も動く。
実質GDP = カゴに入ったモノやサービスの総量
“もし値段が去年と同じだったら”という仮定で測る。
インフレ → 名目が実質より大きく見える(例1)
デフレ → 名目が実質より小さく見える(例4)
例 1 : パン屋さん(価格だけが動くケース)
https://gyazo.com/395e5e126e126cf6ea61749c080d6801
名目GDPは +10 %(値上げの分だけ増えた)。
実質GDPは 0 %(パンの量は変わっていない)。
インフレ分を取り除くと、実質は「1年目と同じ経済活動しかしていない」と分かる。
例 2 : ゲームソフト会社(数量だけが動くケース)
https://gyazo.com/d4728e14c8edb5fba0f9ccf18e4cd9af
価格が同じだから 名目=実質。
ソフトの本数が増えた分だけ、経済の中身も広がったと分かる。
例 3 : ハンバーガー屋(価格↑、数量↑)
https://gyazo.com/496f7eac5a8a0de690d58a290a9ac937
見た目の売上は +21 %。
実質では +10 % なので、「半分は物価、半分は量の増加」と読み取れる。
例 4 : 100 円ショップ(価格↓、数量↑)
https://gyazo.com/78c882870c1d5ae52178ea25e6ddcf44
値下げで名目はわずかに伸びただけ。
でも実質は +40 %──たくさん買えるようになり、生活の質は大きく向上。
一つの簡単な事例として、パン屋の売り上げを考えてみよう。1年目に1個200円のパンを1万個販売したとする。この場合1年目の売り上げは200万円となる。そして2年目にはパンの価格が上昇し、1個220円で販売したとしよう。お店の人気もでてきたことから、値上げしたにもかかわらず売れ行きもよく、1年間で1万2,000個販売できたとする。この場合、2年目の売上は264万円となる。
...GDPについて考えてみよう。1年目を基準にすると、1年目の名目GDP、実質GDPはいずれも200万円で変わらない。
しかしながら2年目においては、
名目GDPは264万円の評価となるが、
実質GDPは物価変動分を取り除いて計算するため、200円×1万2,000個=240万円となる (200円は、物価上昇分の20円を除いた額)。
名目GDPは物価変動の影響を受けることから、物価変動の影響を取り除いた状況を確認したい場合には実質GDPを用いることになる。
例えば、経済成長率を見たい時には、消費がどのぐらい増えているのかなどを確認することになるため、実質GDPで評価することになる。
つまり、名目は金額ベースでの評価、実質は数量ベースによる評価となる。パン屋の事例でわかるように、売り上げた数量が増えれば実質GDPも増加することになる。
歴史
グラフで見る各国GDP
https://gyazo.com/2aad5dfc207344336e345c741b1541bd
GDP(Current USD)
日本
GDP成長率