物価
経済学で「物価」と言う場合は、一般に「物価水準」のことを指している
「物価が上がっている」といったら消費者物価指数が上昇しているということ
実際にはCPIが高くなっても、家計に直接関係ないこともある(詳しくは上の記事参照)
民間銀行の資金が増えるので、銀行が企業に貸し付ける金利が下がる
金利が下がると、金融機関は、低い金利で資金を調達できるので、企業や個人への貸出においても、金利を引き下げることができるようになります。また、金融市場は互いに連動していますから、金融機関の貸出金利だけでなく、企業が社債発行などの形で市場から直接資金調達をする際の金利も低下します。
そうすると、企業は、運転資金(従業員への給料の支払いや仕入れなどに必要なお金)や設備資金(工場や店舗建設など設備投資に必要なお金)を調達し易くなります。また、個人も、例えば住宅の購入のための資金を借り易くなります。
こうして、経済活動がより活発となり、それが景気を上向かせる方向に作用します。また、これに伴って、物価に押し上げ圧力が働きます。