2項分布
Claude 3.5 Sonnet.icon
以下の特徴を持つ事象を模型化するのに使用されます:
試行の独立性:各試行が互いに独立している。つまり、一つの試行の結果が他の試行に影響を与えない。
二値の結果:各試行の結果が「成功」か「失敗」の二つの可能性しかない。
確率の一定性:各試行における「成功」の確率が常に一定である。
試行回数の固定:試行回数が固定されている。
n回の独立した試行において、各試行の成功確率がpで一定の場合、ちょうどk回成功する確率P(X = k)は以下の式で表されます:
$ P(X = k) = \binom{n}{k} p^k (1-p)^{(n-k)}
特定の回数以上の成功が起こる確率を計算できる
例
コインを10回投げて、表が出る回数を調べる(コインが表を出す確率は0.5とする)
https://gyazo.com/244fa195de3196b07d3edd9e33208a5a
MEGA BIG(300円)を1億円買った時の1等が出る確率
https://gyazo.com/4877980e12fd7ddc15b0d8e55330a5d7
1億円かけても全然当たらなそう。やる価値なし。
台風が出て4試合中止になった場合
https://gyazo.com/ad1e2720f9cdbbd30d84ad462275fd0b
2400万円x5本はあたりそう
勝率65%の賭け
資産が1億円を下回る確率は34.2%
$ \Phi(z)=\int_{-\infty}^{z}\frac{1}{\sqrt{2 \pi}}\exp{\Big(-\frac{z^2}{2}\Big)dz}
$ Z=\frac{X-\mu}{\sigma}
この積分を直接計算するのは難しいため、エラーファンクションを使った近似がよく使われます。GPT-4o.icon
$ \Phi(z)=\frac{1}{2}(1+\rm{erf}\Big(\frac{z}{\sqrt{2}}\Big ))
期待値と標準偏差を計算すると求めることができるので、計算する
総合期待値μ=n×(p×賞金−くじの価格)
くじの総数*各くじの期待値
複数回の独立した試行の合計の期待値は、各試行の期待値の合計になるGPT-4o.icon
n はくじを引く回数(333,333回)
p は当選確率
賞金は2400万円
くじの価格は300円
総分散=$ n(p(賞金−{\mu_{ticket}}) ^2+(1−p)(−くじの価格−\mu_{ticket}) ^2)
ここで、𝜇_ticketは1回のくじあたりの期待値
$ \mu_{ticket}=𝑝(賞金)−くじの価格
$ Z=\frac{1億円-\mu}{\sigma}
これで$ P(X\leq1億)=\frac{1}{2}(1+\rm{erf}(\frac{Z}{\sqrt{2}}))
これを計算すると0.342となる
code:py
# 定数の設定
n = 333333 # くじを引く回数
p = (1/4)**8 # 当選確率
prize = 24000000 # 当選した場合の賞金
ticket_cost = 300 # くじの価格
initial_assets = 100000000 # 初期資産(1億円)
# 1回のくじあたりの期待値を計算
expected_value_per_ticket = (p * prize) - ticket_cost
# 総合期待値を計算
total_expected_value = n * expected_value_per_ticket
# 1回のくじの分散を計算
variance_per_ticket = p * (prize - expected_value_per_ticket)**2 + (1 - p) * (-ticket_cost - expected_value_per_ticket)**2
# 総分散を計算
total_variance = n * variance_per_ticket
# 標準偏差を計算
std_dev = np.sqrt(total_variance)
# 最終資産の期待値を計算
final_expected_assets = initial_assets + total_expected_value
# 資産が1億円を下回る確率を計算
z_value = (initial_assets - final_expected_assets) / std_dev
probability_below_initial = 0.5 * (1 + np.math.erf(z_value / np.sqrt(2)))
probability_below_initial