Gladeを使ったLSI設計
Gladeとは?
PeardropDesignSystem社が開発・配布しているLSI設計ツール(オープンソースではないがフリーウエア)。
Windows/Mac/Linux対応。回路図とレイアウトの設計が可能。
たまに動作が不安定なことがあるが、ユーザーフォーラムがあり、バグ報告や機能改善要望が活発で迅速。
準備
GitHubのOpenRule1um関連のファイルの置き場(リポジトリ)から、ファイル一式を取得する(gitの使い方に慣れている人はgitでcloneしてもよいし、わからなければ右のほうの"download"ボタンでzipでまとめてダウンロードしてもOK)。あわせて、あとで使うOpenRule1umスタンダードセル(論理ゲート)も同様に取得しておく。
「Gladeのインストール・初期設定」に沿って、インストールと初期設定をします
Gladeを起動後、File→OpenLibで、ダウンロードした中にあるGlade→OpenRule1um_Basic(フォルダ)を指定して、以下で使うライブラリを開いておきます。
チュートリアル
はじめてのLSI設計〜レイアウト設計編(基本用語などを含めてはじめの一歩向けの資料)
Glade:はじめの一歩(1)=インバータの設計(回路図の作成)
Glade:はじめの一歩(2)=インバータの設計(レイアウトの作成)
Glade:はじめの一歩(3)=インバータの設計(回路の抽出:LPE)
Glade:はじめの一歩(4)=インバータの設計(回路の検証:LVS)
Glade:はじめの一歩(5)=インバータの設計(回路の検証:DRC)
Glade:はじめの一歩(6)=インバータの設計(回路シミュレーション)
Glade:スタセルを使った論理回路の設計(論理ゲートを組み合わせた設計をしてみます)
Glade:アナログ回路の設計(コンパレータをつくってみます。Pcellの使い方も含みます)
Glade:アナログ・ディジタル混在回路の設計(発振回路で使う"555"をつくってみます)
History
2017/03/07(akita11) 作成開始
2017/03/09(akita11) フルカスタム設計のチュートリアルを一通り完成
2020/04/28(akita11) LVSのやり方を現行バージョンに合わせて修正(schematicを直接指定)
2020/05/06(akita11) OpenRule1um用に書き換え
2020/05/12(akita11) OpenRule1um用にひととおり書き換え完了