Glade:はじめの一歩(3)=インバータの設計(回路の抽出:LPE)
せっかくレイアウト設計が終わったので、それが正しいのか、順に検証を進めていきましょう。
最初のステップは、レイアウトから回路情報を抽出するステップで、LPE (Layout Parameter Extraction)と呼びます。これは、図形として描いたトランジスタや配線を、回路図情報(ネットリスト)へ変換する作業です。
↓やり方は簡単で、レイアウトを開いた状態で、Verify→Extract→Run LPEへと進みます。
https://makelsi.github.io/images/docs/Glade/lpe01.png
↓LPEに使う設定ファイルを指定します。ダウンロードしたファイル一式の中にある"hibikino-ext.py"を選択します。
https://makelsi.github.io/images/docs/Glade/lpe02.png
↓OKを押して実行すると、見た目は変わらないのですが、よく見ると"extracted"というビュー(この例ではtest/inv/extracted)が生成されます。
https://makelsi.github.io/images/docs/Glade/lpe03.png
右のNetBrowserには、抽出されたネット(節点)が表示されています。(ラベルで名称を指定したネットはその名称で、そうでないネットはn0のような通し番号がつけられます)
NetBrowserでネットを選ぶと、そこに対応するレイアウト図形がハイライト表示されます。
https://makelsi.github.io/images/docs/Glade/lpe04.png