物語シリーズ
混物語 (講談社BOX)
西尾 維新(著) 渡辺 明夫(イラスト)
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西尾 維新(著) VOFAN(イラスト)
vhttps://gyazo.com/f6077dfd6363d37ed1da96f8a8972702
紹介
怪異×ミステリー! 阿良々木暦の大学生編(モンスターシーズン)最新刊!
”斧乃木余接とも、思えば長い付き合いになった”
老倉育に児童虐待の専門家に仕立て上げられた阿良々木暦は、家住准教授から相談を持ち掛けられる。
我が子を檻に入れたまま三日も家に帰っていないという。わけあって斧乃木余接と現場に急行した彼が、そこで見たものは。
これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
【収録作】よつぎバディ/よつぎシャドウ
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阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった――!? 台湾から現れた新人イラストレーター、“光の魔術師”ことVOFANと新たにコンビを組み、あの西尾維新が満を持して放つ、これぞ現代の怪異!
物語シリーズってあんまり人が死なないので、劇場アニメ『傷物語』みたい
戯言シリーズの戦闘シーンって
物語シリーズを好きな順番に並べるというの誰かやってそう(人によって違いそう)。劇場版『傷物語』(お勧めできるという意味で),猫物語(白),囮物語,恋物語,結物語,傾物語,終物語,愚物語,花物語,偽物語,化物語,猫物語(黒),続・終物語,憑物語,業物語,撫物語,暦物語の順番かなあ。アニメ考慮で。
西尾維新の物語シリーズが好きなので、『問題解決大全』 #問大 の「100 年ルール」や 「問題への相談」の技法を読んで、前者は吸血鬼という長寿の怪異の視点だと普通の人間と価値観が違うだろうとか、後者は問題の怪異化と擬人化とで似てる部分があるなとかつい連想してしまった。 #アイデア大全 02フォーカシング 自分の求められていると(自分で思いこんでいる)役割から逸れた言動をして、フォロワーから見捨てられたくないという気持ちからツイッターで呟けないという症状に、名前をつけるなら何がいいかな。 01バグリストの不条理への不満は原動力になるよみたいな話は物語の定番だけど、02フォーカシングの悩みの具現化というのは、まさに西尾維新『化物語』の重し蟹とかレイニー・デヴィルのような不安を名づけることで具現化し向き合うのと同じでマジックリアリズム感あって面白い。 #アイデア大全 01は具体的に頭の中でちらちら言語化されていた嫌なことをどんどん紙にアウトプットし見える化することで、改善しようという気持ちにシフトさせるエクササイズだったのに対して、02フォーカシングはもやもやした気持ちに名前を与えることで言語化するということか。
名づけることにもやっぱり懸念があるような。陰謀論とかも誰々が自分を貶めようとしているという物語文の形で言語化してそれをあらゆることに解釈する形で成立する。これまで変だおかしいと思っていたけれど、ある日不可解な出来事が全て繋がっていたのだと思いこむ。
小から大へ、つまり個々の問題を一気に一般化してしまうことで解決するのは危険だけど、01のバグリストで書かれているあえて大きな問題に取り組むことでむしろ見通しがよくなるという(数学なんかは特にそうだよね)方針は大から小という逆方向なんだろうか。帰納と演繹の関係。
もやもやと身体感覚の関係から名前を付けることでフォーカシングするという話で、化物語の体重が軽くなってしまったひたぎの症状に重し蟹という名前をつけ解決した話を思い出し、そこから千と千尋の神隠しの主題歌の歌詞の「ゼロになるからだ」を連想した。 #アイデア大全 化物語だと、傷物語で力と名前を失ったキスショットが、ハートアンダーブレードから刃の下に心で忍という名前をつけてあげたというエピソードあったし、似たような話は、続・終物語でもあったよな。怪異とか妖怪の物語だとたいてい名前が重要になる話あるような。 妄想に関連して思い出したけど、化物語の重し蟹の話って、一番最初に観たとき、けっこうやばみを感じた。脱洗脳系の話で忍野メメを通じて×××って話だからジェンダー論的にいくらでも批判書けるし、その後の迷い舞々でペドの話いれるとフェミ的に完全にアウトーって思ったよ。初印象最悪。
当人の妄想の根拠を整理して一個ずつ丁寧に論破して文章にしても結局のところ根拠は自分の実感という人が救われるためには、結局当人次第なんだろうと思うしかないし(それか妄想を現実化させるか)、自分は助けるの諦めることを肯定するファンタジー(まどマギとか化物語)に親和性が高くなった。
傷物語の熱血篇のラストの場面が思い出される(既に熱血篇でも似たような議論があったが)。最大のパフォーマンスを出すために必要な動作は既存の形にこだわる必要はない。ちょうどいま放映中の『ナイツ&マジック』でも同様の議論がある。
年をとらない身体というテーマで、アイマスとか生誕祭が過ぎると年齢が戻るっていうの、虚構世界では一番美しい姿のままでいられる(そういう姿を強いられる)みたいなメタの観点に立って、ラノベのネタに使われてそう。実質として化物語の暦と忍の関係みたいな話になるのかな。
化物語でのキスショットと暦の関係のような、寿命の差がある存在同士の関係って、たとえば人間がPCを扱う時に、そろそろ寿命かなって思うような感じなのかなってさっき思った。
『化物語』のアニメの台詞って、原作から切り取ってるということを読んだ気がするけど、どこで読んだんだか。
西尾維新『化物語』を小説で読んで、あの文体に挫折したという人もいるみたいだけど、アニメで観ても『化物語』は挫折しかねない部分がある作品だと思う。一度アニメの方で慣れてしまえば、小説の方も読みやすくなると思うんだけど(一周目はアニメで、二周目は小説でとかもアリ)。
化物語のヒロイン3人は完璧超人だけど、どこか欠陥(と世の中で言われるような性格)を抱えていても、皆なんやかんやで楽しもうやっていくわけだし。そういう残念系と呼ばれる作品群では、特定の女性像よりも色々な生き方をみせる方に物語が機能することが多いかも。女性比率が多い作品なら尚更そうだ。ひたぎさんと羽川は完璧超人として、かんばるは完璧超人といえないかもだけど。 個人的には「物語シリーズ」の紹介文を書きたいという気持ちはある…が、「化物語」単体ではそこまで推しの気持ちはなくて、シリーズ全体なら…オールタイムベストという位置づけなので、全部観返すのが若干つらい気もするけど、シリーズ全体のお勧めポイントを書くみたいなのアリかなあ。
『風夏』のアニメの改変は、物語シリーズにおける『化物語』迷いマイマイと『傾物語』の部分の対比と似たような印象を受けたな。死んだ世界線を知ってるからこそ、生きてる世界線が尊いのだ、みたいな。 身体可変的な作品(血):
西尾維新の『リスカ』『血界戦線』『キルラキル』『傷物語』
僕がアニメ批評で一番好きな、スナヲさんの傷物語の倫理学的考察のようなものを、ゲーム理論を使えば量産することができる(少なくとも人間の合理性を考察し一般化したゲーム理論を理解していれば、数理的に対立構造を把握しやすくなる)と思う。構造把握したらそこからはみ出る要素を考察すればいいし
化物語の戦場ヶ原ひたぎに興味を持って原作を読んだけど文体のせいで挫折したとその人が言ってたから、アニメ観ればいいんじゃ(そこから原作を読めばいいし)って言ったけど、物語シリーズでひたぎが活躍するというならセカンドシーズンまで頑張ってみようって話をした方が良かったかも。
いまだと『傷物語』から観始めて『化物語』に進むという順番の方でお勧めした方がいい気がしてるけど、異論有ります?『傷物語』を観たあとだと作画が違いすぎて挫折する?でもアクションシーンを最初に提示した方が長期的に観るモチベになるような気がするんだよな。
『傷物語』は誰にも語らない物語だから、最初に観てしまうというのは何となく勿体ない気がしてきた。『傷物語』をブラックボックスにして一周した方が主人公とキスショットの距離感の謎解きを楽しめるのに、最初に解答編を観てしまうようなものだから
傷物語を #ベクデルテスト すると二人の女性は多分キスショットが女性だとみなせばオッケーだけども、直接対話したことは物語シリーズ全般でもあったかどうか。傷物語だけを観ればベクデルテストは通りませんが、化物語全般では微妙ですね。 物語シリーズ全般では異性愛も同性愛も異類婚姻譚も親近相姦もロリコンもセクハラ(男から女、女から男)も扱われていて性的倒錯を極めてるし、疑似家族的テーマや詐欺師の話しなど自分の人生経験にリンクするような話しがこれでもかという程詰め込まれていてとても好きな作品です。
eye trackerでアニメを観ているときの視線を考察するのも面白そう。個人的には、その作品を大好きな人が、どのシーンを面白いと思っているかみたいなことが気になる。、化物語を最初に観たときは全然面白いと思わなかったけど、MAD動画で人の視線を追体験して認識を改めた経験があるから
僕が初期に観た作品の多くは彼女(妹)のお勧めだった(イチオシが『化物語』)んだけど、男性向け作品と言われるものも多いし、女性キャラの萌え絵専門の女性のイラストレーターというのもいるんだなと思った記憶がある(全然アニメや漫画のこと知らなかった時期だったので)
そういえば化物語も離婚エピソードがいきなり2つも出てきたな。両親不和は心理系エピソードにつなげやすいから設定としてラノベや漫画、アニメではよく用いられるんだろうな。(←本当に2つあったけ?)
『続・終物語』の原作、鏡の世界で反転文字がうざすぎて、その印象が強すぎたけど、性格の反転は確かに芝居として視聴者には楽しめるかもなあ。 この予告編の最後の「どちらも正しい真実?」というセリフの語呂とそっくりなイントネーションのセリフがある、別の作品の予告を観たことがある気がするんだけど、思い出せない。予告の構成が似てるということかもしれない。
鏡映反転の議論の本、何冊か読んだことあるけど、物理的な現象の考察だけでなくて、呪術的な議論とか、鏡を題材にした作品とかを一度整理しておきたい気持ちはある。
人間の時間軸に縛られていることで、初めて意味を持つものってありますよね。傷物語~偽物語で暦と忍がペアリンクすることで普通の人間以上の寿命を得る話は、誰と一緒になっても相手が人間である限り自分の方が長く生きてしまうし老いな 物語シリーズの『鬼物語』で出てきた「くらやみ」みたいな現象も世界の法則の話だったよな。全知の臥煙伊豆湖と、人間に知り得ること考えることのできることに通じてる羽川みたいなキャラクタ設定も含めて、西尾維新の作品は神学的なものと絡めて議論しやすいテーマが頻出してるな
https://www.youtube.com/watch?v=nqXwo0KEEEk&feature=youtu.be
2017年3月17日
その他
まあ、そういうもっともらしい屁理屈をべらべら喋るのが物語シリーズの貝木泥舟という詐欺師の基本設定であって、そういう詭弁を詭弁だと見抜く力のひとつが論理学であるということは最近よく思うな。
@matsudotsuyoshi
7月12日
今週のマガジンの化物語を床屋で読んでたら、世の中に正しいものはない、見方を変えれば本質も変わるというような趣旨のことをメメが言ってて(まあこの文脈ではそういうハッタリ何だろうけど)、「正しさ」について語るときに、正しさはあるという主張とないという主張を整理して対比したいと思った。
化物語の新刊(大学生になった暦のはなし)もそうだったけど、今読んでる東京レイブンズ14巻も、サイコパスみたいな治安維持組織のはなしで興味がもてる。
僕は、シャフトさんに酒見賢一『 陋巷に在り 』を化物語みたいにアニメ化して欲しいと思ってるけど、難しい所は現代において論語をアニメ化することに反発する勢力はリベラル派だから色々とお勧めしにくいといつも思ってる。スッゴく面白いのに勿体ない。
何度も言うけど化物語好きなら酒見賢一の『陋巷に在り』という小説。あの辺りから論語周辺の勉強をするっていうのが僕のお勧め漢文学習ルートですね。もちろん講談社学術文庫の漢文入門の本とかもセットで。他は三国志とか横光さんの漫画を読むとかゲームでもいいですよね。 酒見賢一『 陋巷に在り 』っていう孔子の論語をモデルとした歴史小説があって、僕はこれをシャフトさんに化物語みたいにアニメ化してもらいたいと思ってる。さっき自分のノートをみたら、孔子⇒忍野メメ、顔回⇒羽川翼 という謎のメモが残ってて笑った。
メモ:想像力について考える、題材:倫理学、化物語、宗教(死なないタイプ)趣旨:極論をいえば他者の気持ちが分かるということは①他者の頭の中のデータを自分の頭の中で再現でき②そのデータを元に適切な対処をするということ。他者の考えてることが再現できるならツイッタで入れ替わりも可能だが略
頼ることについてツイートする。題材は数学、プログラミング、ピングドラム、禁書目録、東のエデン、ガッチャマンクラウズ、オレガイル、化物語、まどマギetc
https://youtu.be/xBu2Ase98pk
読んだ記事
遅延すること、それが新房の正義だ ――『偽物語』から『まどマギ』へ
「他者のため」という目的に関して、検討しようと思うと、必ず読み返す文章で、今回もまた読んでいた。たぶん、生まれてから一番読み返した文章だと思う。僕がアニメにハマったきっかけになった文章です。
倫理的であること、修辞的であること。 ――西尾維新の〈物語〉シリーズについて(上)
独特の世界観+シリアスな謎解き+漫才コメディの青春怪異アニメ『物語シリーズ』
遊びとしての文学・・・西尾維新・「化物語」
python: chainerを使って化物語キャラを認識させるよ! 〜part0 前書き〜 - MATHGRAM
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