2022年2月中旬期グレードフェス所感
当期のグレードフェスについて、kinzokuseitarai.iconの個人的な感想を交えつつ語ります。 今期はグレード7にてプレイしていました。
ルール
判定期間:2022/02/10 ~ 02/19
流行
1位:Visual
2位:Vocal
3位:Dance
審査員影響力:348(グレ7)
特殊ルール
審査員が満足するのに必要な興味値がいつもより多い
全審査員:6800000(グレ7)
審査員がアイドル一人にリアクションを行う
Vocal審査員がいつもより速く行動する
Vocal審査員が毎ターン自身に興味反転のステータス効果を付与する
Dance審査員が毎ターンDanceUPのステータス効果を付与する
Da20%UP(3T)
所感
今回のアップデートで、「プロデューサーデスク」の新機能が実装されました。これは、これまでのプロデュース・サポートカードのコミュやイベントシナリオなどの読了数、アイドルの信頼度に従って経験値が計上され、プロデューサーレベルを上げることで様々な報酬を受け取ることができる機能です。
この機能によって導入されたアイテムに、プロデュース時の初期値が向上するアイテムがいくつかあります。PLv.31以降から順次入手できるものなんですが、kinzokuseitarai.iconは現在PLv.92なので、VoDaViの初期値が+18、SP初期値が+24、VoDa上限が+20、Vi上限が+15という状態になっています。この上昇量、それぞれ銀レベルのExスキル1枚分に相当する効果となっているため、若干ではありますが育成でのアドバンテージが出るようになりました。上振れを引けば初期値の分だけステータスが伸びるので、より強いアイドルの育成が可能になったという意味で、とんでもないアップデートが来たな、という感じです。
バレンタイン特別キャンペーンとして、今年もバレンタインスペシャルコミュが実装されました。プロデュース後、TrueEndコミュの後に、SPコミュ未読キャラであれば再生されるようになっています。kinzokuseitarai.iconは歌姫周回がてら全員分確認しました。前期の準備コミュ含めて、いろいろと面白いアイドルの一面が見れて楽しかったですね。
今回のボックスイベントから報酬が上方修正され、報酬アイドルに該当するキャラと所属ユニットメンバーの金Exスキルが追加されています。追加されたスキルは、恋鐘のPパーフェクト率UP(中)、S ボーカルレッスン滞在率(中)、S ダンスレッスン滞在率(中)、S ビジュアルレッスン滞在率(中)、その他のユニットメンバーのS Vocal+30、S Dance+30、S Visual+30、S メンタル+30となっています。
ユニットメンバーのステータスUPはともかく、報酬アイドルの金パフェ率と金レッスン滞在はとんでもない大盤振る舞いですね。kinzokuseitarai.iconはそこまで歌姫周回をガチガチにやっているわけではないので、そんなに金Ex自体も所持しておらず、今回入手できたExスキル、特に金レッスン滞在は非常にありがたいスキルだったのでめちゃくちゃ嬉しいアップデートでした。
このアプデと、Pデスクの信頼度稼ぎも兼ねて、今期はいつも以上に歌姫周回に精が出ました。
今期併催のガシャは、「期間限定 ユアマイバレンタイン! 夏葉・美琴スタンプガシャPlus」でした。
https://gyazo.com/087b72ca031ef7d4c2cb8eecae98529f
ライブスキルの性能は以下の通りです。
全体Da2倍アピール + Da最大2.5倍アピール(注目度が高いほど効果UP)
追加効果:影響力10%UP(2T)
リンク:全体Da1.8倍アピール
全体Da3倍アピール + Da最大3.5倍アピール(注目度が高いほど効果UP)
追加効果:影響力20%UP(2T)
リンク:全体Da1.8倍アピール
最大倍率が無凸の時点で全体Da4.5倍、4凸に至っては全体Da6.5倍アピールとなっています。注目度が200%以上でないと最大倍率にならないのは注意点ですが、当カードや「【Sr×Ba×Cu=】有栖川夏葉」などのパッシブ、他のカードのスキルでの注目度UP付与で割と簡単に注目度200%は達成すると思うので、Da放クラ編成で使用する分には問題ないでしょう。 追加効果の影響力UPは、審査員の口撃力を強化する効果となっており、ダメージ量が上昇します。最近のDa極編成は高メンタル編成が多いですが、そんな中で被弾だけで「メンタル〇〇以下」条件の背水パッシブを発動させるため、ダメージ量を上げるのはパッシブ発動の安定感に繋がりますね。ダメージ量を増やすという意味では、アルスト編成を主に使っているkinzokuseitarai.iconにとってはかなり厄介に感じているスキルですが……。 このスキル、もう一つ恐ろしいのが、リンクアピールが追撃である点ですね。全体Da1.8倍の追撃ということで、無凸スキルの最大倍率は6.3倍、4凸スキルは8.3倍になります。強すぎ!
思い出アピール以外でフェスマが取れる勝ち筋ができたと考えると、Da放クラめちゃくちゃ強いですよね。デュエットスキルを上手く駆使して早期リンク準備までできれば、通常ルールでも対応力がある編成になるのではないかと思います。 パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
40(1凸) Da60%UP + 注目度100%UP 3T以前 30% 3
40(2凸金) Da80%UP + 注目度100%UP メンタル74%以下 30% 3
50(4凸金) Da120%UP 注目度UPが付与されている場合 20% 2
1凸パッシブはターン前半、2凸はある程度メンタルが減少した後半に発動するそこそこ高倍率かつ注目度UPによって夏葉の自札の火力補助もしている有用なパッシブです。
解放できるステータス上限は以下の通りです。
table: 上限UP
SP 属性解放数
30 Da +50
30 Da +50
50(2凸) Da +50
50(3凸) Da +150
50(4凸) DaMe +100
Da+350の解放数と、補助的にMe+100の解放ができます。注目度を上げるギミックを使うため、被弾が多く長期戦だとメンタル落ちしやすい編成ではあるので、元のメンタル値を少しでも高めに育成したい場合はありがたい解放上限ですね。
思い出アピールの性能は以下の通りです。
追加効果:注目度100%UP(3T)
リンク:Da6.5倍アピール(注目度が高いほど効果UP)
追加効果に注目度UP、リンクで高倍率アピールという性能となっているため、リンク追撃をする前の準備としては注目度が100%以上であれば最大倍率になります。まあ、高倍率パッシブ発動条件に注目度UP付与のものが多いと思うので、正直無リンク追加効果は必要ないパターンが多いような気がしますが、注目度付与が事故った際の救済措置として考えると良いでしょう。
個人的に今回の夏葉は、ライブスキル性能がぶっ壊れ気味ではあるので、Da担当の方が良いとは思います。
(kinzokuseitarai.iconは引けませんでした)
https://gyazo.com/381ba7574d9d530e4c3658120e62ec55
各シナリオごとの特性は以下の通りです。
table: 育成アイコン
感謝祭 ビジュアル
GRAD Vi
LP 表現力 + 団結力
完凸時のサポートスキルは以下の通りです。
アイドルの絆 (Lv.10)
ビジュアルマスタリーVi上限 (Lv.8)
約束リカバー (Lv.2)
おやすみブースト (Lv.1)
体力サポート (Lv.3)
ビジュアルマスタリー体力 (Lv.5)
ユニットマスタリーSP (Lv.15)
ビジュアルレッスン滞在時に体力消費なしでViの上限が+8される、上振れ狙いだと必須級のカードになります。ユニマスSPのレベルが非常に高いのも魅力ではありますが、シーズは2人ユニットなのでにちかと合わせる場合のみ活きるスキルとなっています。 このカードはGRADでのひらめきがViのVi極カードであることが非常に重要で、後述のパッシブ性能とあわせて今後のVi極育成で多く使われるカードになることが予想されます。
パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
30(1凸) Vi50%UP + 注目度30%DOWN 3T以前 20% 1
40(2凸金) Vi100%UP メンタル70%以上3T以降 20% 2
40(4凸金) Vi120%UP 3ユニット以上編成時 20% 1
2凸の時点で条件の緩い100%UPパッシブとなっています。メンタル維持方向だとViアルストが最も相性が良いと思われますが、回避でメンタルが減らないViノクチルも3ターン目くらいまではメンタル70%くらい維持しているでしょうし、Viストレイも「【ちょー早い!】和泉愛依」のパッシブに回復があったりと、全体的に渾身方向に舵取りが行われています。 4凸パッシブは3ユニット以上の編成を行わなければならないので、最低でも1枠のユニットボーナスは諦めることになりますが、それを差し引いて余りある倍率のパッシブ性能をしています。恐ろしいのは、条件が緩すぎて1ターン目からコレが発動する点ですね。初手高倍率全体札を切る理由付けとして非常に有用なパッシブだと思います。
解放できるステータス上限は以下の通りです。
table: 上限UP
SP 属性解放数
20 Vi +25
30 Vi +25
40 Vi +25
50(3凸) Vi +100
50(4凸) Vi +50
トータルでVi+225の解放数を誇ります。前期実装の「【チョコレー党、起立!】浅倉透」と同様、3凸+100上限までストレートで上限解放しか配置されていない2022年性能なのも大きいポイントですね。 ライブスキルの性能は以下の通りです。
無凸:Vi2.5倍アピール
追加効果:Vi10%UP(3T) + 注目度10%DOWN(3T)
4凸:Vi3.5倍アピール
追加効果:Vi20%UP(4T) + 注目度20%DOWN(4T)
バフ付与と注目度DOWNの2軸です。バフは全ユニットに対して有効に働きますが、注目度DOWNは低注目度に依存してアピール倍率を上げるViアンティーカ編成において特に重要な札になる可能性が高いと思います。 (kinzokuseitarai.iconは引けました)
https://gyazo.com/c8039e85c2e83a746c10120196117c3b
ライブスキルの性能は以下の通りです。
無凸:Vo2.8倍アピール
追加効果:自身のメンタルを20%減らす
リンク:Vo3倍アピール
4凸:Da3倍アピール
追加効果:自身のメンタルを30%減らし、Da最大80%UP(3T)(減少値が多いほど効果UP)
リンク:Da3倍アピール
アンティーカとしては貴重な自傷スキルを持ち、4凸スキルは「【秋空ばくちずさんで】月岡恋鐘」の4凸スキル同様、自傷した際に減ったメンタル数に応じて倍率が決定するバフ付与の効果も付いてきます。さすがに配布SRなので最大倍率は絞られていますが、単に自傷するだけよりも付加効果がある分お得なので、上手く活用していきたいところです。 2凸パッシブスキルは、Da24%UP(3T以前, 40%, 1回) です。
こちらはイベントSRの通常性能ですね。
思い出アピールの性能は以下の通りです。
追加効果:VoDa30%UP(3T)
リンク:Da150%UP(5T)
追加効果とリンク共にバフ付与です。5人ユニットのアンティーカのリンクで追加がバフ付与だけは決定打としては弱いので、センターは他のカードを使った方が良いのと、無リンク追撃もないので周回でも並の性能となります。 グレフェス
今期のグレフェスは、他の期ではなかなか見られない超特殊環境でした。 記事冒頭にルールを記載していますが、審査員興味値自体は高めのフラットルールとなっています。ただし、各審査員の行動による追加効果がそれぞれ異なり、特にVo審査員が自身に毎ターン興味反転を付与するのが特徴的でした。
審査員自身が毎ターン反転付与と聞いても、グレ7の環境を知らないと何が起こるか分からないかもしれません。現在のグレ7は、「【あけまして、大吉~!】月岡恋鐘」の実装以降高メンタルDa極編成が主流となっており、編成内に2~4人ほど大吉の4凸スキルを所持している場合が多く、そういった編成が3~5人ほど同時にマッチングするため、興味1.5倍(3T) + 興味反転(2T) のスキルが飛び交う大吉環境と呼ばれています。 大吉の4凸スキルの単体性能についておさらいすると、アピール後から次のターンまで、興味1.5倍と興味反転が付与され、実質的に興味0.67倍の遅延効果、その後(アピールから2T後)興味反転が外れて興味1.5倍のみが残るスキルです。要するに、2Tの遅延と3T目のアピール倍化を行う、かなりトリッキーなスキルとなっています。
さて、今期の環境でこの大吉スキルをVo審査員に打つとどうなるかというと、審査員の口撃時に興味反転が常に付与され続けるため、3T目の興味倍化効果が無くなり、常に遅延効果となってしまいます。
さらに、Da極編成のほとんどが複数人にこのスキルを持たせているため、マッチング相手によっては多重に興味UPが付与され、強力な遅延効果を生んでしまう状況になりました。審査員興味値が680万もあるのに、1ターンのアピールが3万前後とかになってしまい、ゲージがなかなか進まない状態でマッチが長引くことが多かったです。
そういった事情もあり、今期はVo審査員がなかなか帰らない超遅延環境となりました。
https://gyazo.com/b046c8fca565cfc5664410a75ddb1c82
こんな感じで、30ターン以上続くマッチや、人によっては40ターンを超えていた人もいたようです。
ちなみに、グレフェスでのリンクアピール、パーフェクトアピールなどの追加得点は20ターンまで計上なので、21ターン以降はパーフェクトアピールやリンクアピールに得点は付きません。 かなりの割合でこんな感じの状態になってしまうので、今期の戦略としては、DaVi審査員のトップアピール・ラストアピールを先に取っておき、大吉札で遅延のかかったVo審査員からどうにかしてトップアピールを取れるだけのアピール値を稼ぎつつ、ラストアピールを取るための調整を行う、といったプレイングが求められていました。
ただ、複数枚の大吉札が投げ込まれる今期の環境は、次のターンにいくつ興味UPが付与されるのか予測できない部分も多く、ラストアピールが取りづらい状況でした。そのため、対策として「大吉札の興味反転が切れたタイミングで、Vo審査員の興味反転が付与される前に先制アピールを入れる」もしくは「興味無視で反転関係なく固定アピールを入れる」などの工夫が必要な環境でした。
https://gyazo.com/4a24e68d4c6f26b0ece303cb51e2011b
Le枠に「【アバウト-ナイト-ライト】田中摩美々(3凸)」、Vi枠(その他)に「【渦と淵】白瀬咲耶」を採用しています。(このために1凸だった渦咲耶を4凸まで上げました。Pはづきさんは20枚以上余っているので、恒常pSSRに対して使ったにしても、まあ有意義な使い方だったと思っています) ナイトライト摩美々は、Me上限を自前で持っているため高メンタル育成でLe枠採用をしています。
渦咲耶は、3凸スキルの効果が「Da4.5倍(興味無視) + 興味0.3倍(1T)」という「【夜夜中ワンダーラスト】田中摩美々」の4凸スキルに興味無視を加えたようなものになっています。今期の環境では興味0.3倍の部分はなかなか活かしきれませんでしたが、これのおかげでVoのLA取得はかなり安定しました。この編成だとVo審査員に対して該当スキルの火力が大体20万くらいのアピール値になるので、目安としては興味値が6600000前後まで溜まったら切る札としていました。余談ですが、興味0.3倍は反転すると3倍以上の倍化効果になってしまうので、後続でアピールする対面編成の火力を上げてしまうため、Vo審査員に対しては途中で打つのが危険すぎる札となります。 なお、この編成では甜花・摩美々・咲耶に大吉札を乗せています。
結果
https://gyazo.com/31b9fbe140f1dd91cf65e8481982dd1a
https://gyazo.com/e52105e31bb29849d60e6c3b64dc8b1e
更新編成で勝ててねえじゃねーか!!!
惜しい盤面自体は何度かあったんですが、期間の後半にいくにつれてDa極編成を引っ込めてVoやVi極の編成を表に出す編成が多くなり、審査員3人全員からTAが取りづらくなったのもあってタイムオーバーでした。2がっちり完全掌握自体は更新編成のアンティーカ型でも何度か取っています。 https://gyazo.com/d6ad0eb0152abe60ad38538e62250d27
残留ボーダーはフェスマライン……と言いたいところですが、今期は長期PLでの残留者の方が多かったと思うので、きちんと20ターン分フルに加点してPLが取れれば残留、といった内容でしょうかね。
グレフェスTOP100
1位: 190,132pt
100位: 177,940pt
編成詳細は以下リンク
ランキングはほとんどがDa極となっていますが、Vi極も負けていないようです。興味UP札が使い物にならない環境だったこともあり、Vo極はほとんど上がってこれなくなっていますね。
センターとして唯一ランクインは何人かいますが、今期は環境が特殊だったこともあって、正当な評価がしづらいところもありますね。その中でも、15位(支援さん)のめぐる編成は、「【花風Smiley】櫻木真乃」を採用していないほぼ純粋なViイルミネ編成なのが注目ですね。新sSSRのLATE美琴で3ユニットVi極編成が強化され、それを利用した編成となっています。 95位(果穂のお兄ちゃんさん)の夏葉編成はDa放クラですが、編成内容が使用率ボーナス重視でデュエット多めのスキル振りなのが面白いところですね。新しいpSSRのセンターで成果を出している人は手が早くていつも畏敬の念を抱きます。 まとめ
今期はkinzokuseitarai.iconが割と得意な超長期環境であるにも関わらず、ギミック攻略と育成に時間がかかってしまい成果を出すことができませんでした。
来期はフェスツアーズをやりつつ、またグレ7に戻れるように編成面も見直せると良いかなー、と思っています。