2021年10月上旬期グレードフェス所感
当期のグレードフェスについて、kinzokuseitarai.iconの個人的な感想を交えつつ語ります。 今期はグレード7にてプレイしていました。
ルール
判定期間:2021/09/30 ~ 10/12
流行
1位:Visual
2位:Dance
3位:Vocal
審査員影響力:231(グレ7)
特殊ルール
審査員が満足するのに必要な興味値がいつもより多い
VoDa審査員:4200000(グレ7)
Visual審査員が満足するのに必要な興味値が他の審査員より多い
Vi審査員:5400000(グレ7)
Vocal審査員が毎ターンVocalDOWNのステータス効果を付与する
Vo30%DOWN(3T)
Dance審査員が毎ターンDanceDOWNのステータス効果を付与する
Da30%DOWN(3T)
所感
3.5周年目前ということで、今期はキャンペーンも数多く実施されました。
1日1回10連無料ガシャや283ガシャなどのお得なガシャキャンペーンをはじめとして、PSそれぞれ確定のステップアップガシャなども行われましたし、ユニットを指定するタイプのセレクトガシャも開催されました。今回のキャンペーン中に未所持だったプロデュースカードが2枚ほど、サポートも2枚くらい引くことができ、個人的にはめちゃくちゃ大収穫だったのが嬉しいところです。
それ以外の大きなアップデートだと、プロデュース中にオート機能、コンティニュー機能が実装されました。
コンティニュー機能は今のところ使う場面に遭遇していないのでなんとも言えないんですが、WING決勝とかGRAD本選で事故った時の救済措置としてはとても良い機能だと思います。特にGRADは集中砲火を浴びてメンタル落ちすることもたまにありますからね。(アルスト育成でメンタル落ちするようならその時点で育成失敗している気もしますが) オート機能をちょっと試してみた感じでは、自身の特化属性を狙う性質があり、かなり流行に左右されやすい仕様となっているため、特定の状況下以外ではちょっと使い勝手が良くない感じがしましたね。どんな状況でも確定で勝てるような感じにできるようなら、ちょっと考えて編成を組んでみたいと思いますが、現段階では自分はシーズン3で特化流行1位のときくらいしか使わないかもしれないです。
今期のイベントは、シナリオイベント「密着!ハロウィンワールド24時」でした。過去に3回開催されたハロウィンイベントともリンクした総決算的なお話で、283プロのアイドル(によく似た妖怪たち)全員が登場するシナリオとなっています。読んでいない方は、過去3回分のハロウィンシナリオを追ってからこちらを読むことをオススメします。 今期併催のガシャは、「期間限定 Creepy♡Sweetie 雛菜・灯織スタンプガシャPlus」でした。
https://gyazo.com/1eb14559a03dac81510ce20ddebe0c04
ライブスキルの性能は以下の通りです。
無凸:Vi3.5倍アピール
リアクション回避率20%UP(5T) + Vi40%UP(ダメージを受けるまで)
リンク(透):リアクション回避率20%UP(4T)
4凸:Vi5倍アピール
リアクション回避率20%UP(5T) + Vi80%UP(ダメージを受けるまで)
リンク(円香・小糸):リアクション回避率40%UP(4T)
ライブスキル自体は限定の通常性能に回避がかなりの長期ターン付与されることと、オマケ程度にダメージを受けるまでのバフが付きます。「【ピトス・エルピス】樋口円香」の4凸パッシブ発動条件のためにリアクション回避の効果を複数乗せる必要があるのでそれ目当てで打ちたいところですが、正直無理に打たなくても良い性能なのは助かる感じがしますね。 パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
40(1凸) Vi50%UP + リアクション回避率10%UP 雛菜編成時 20% 2
40(2凸金) Vi50%UP + リアクション回避率20%UP 3T以降 50% 1
50(4凸金) Vi150%UP メンタル60%以上4T以降 50% 2
1凸、2凸は発動しやすい性能をしていて非常に使いやすいですね。さらに4凸パッシブでは驚異のVi150%UPとここ最近では破格の倍率となっています。ただし、おそらく「【プレゼントなら両手いっぱい】三峰結華」の2凸パッシブVi100%UPの発動条件(メンタル49%以下)と被せないよう、メンタル維持が条件として組み込まれているのも特徴ですね。 この4凸パッシブ、アルストなら簡単に満たせる条件であるため、Viアルストにとってはパッシブ全て発動させやすく噛み合わせも良い出張枠のカードとしての採用も見込めます。 思い出アピールの性能は以下の通りです。
追加効果:Vi2倍アピール
リンク:Vi3倍アピール
これまで実装されてきたノクチルの3枚の限定Vi極カードの思い出性能を超えて、最も思い出火力が出る性能となっています。 編成方針としては、どう考えてもViノクチルのセンターとしての採用となります。 ピトスが全体札であるため、円香をVi担当に持っていく編成が主流になるのかなー、と思っていたんですが、今期のグレ7のランキングを見ると「【おみくじ結びますか】福丸小糸」をVi担当に採用している編成がそこそこあって、単体火力と思い出ゲージのケアを重視している編成の方が多いのかな、といった印象です。もちろんここはフェス開始時のテンションによって使い分けも考えられる部分ではあるでしょう。 Viノクチルを使用した方の印象をTwitter等でチラ見しただけなんですが、どうやら回避時バフとパッシブが優秀すぎて、全て整えばプロメッサ(興味0.5倍)が入ったVo審査員に100万くらい思い出アピールが入るらしいですね。不一致200万???
NE編成の火力計算を考えれば分からなくもない話ではあるんですが、わりかし現実的に打てるロマン砲といった感じで可能性に満ち溢れていますね。ここ最近Vi審査員が凹むことが多くなってきていたので、Viアルスト以外に台頭する編成が現れて嬉しい限りですよ。ついでにViアルストの使用率下がってくれないかな。 (kinzokuseitarai.iconは引きました)
https://gyazo.com/8420eb3ea9524adcffe291224e5a89c7
各育成シナリオごとの特性は以下の通りです。
table: 育成アイコン
感謝祭 トーク
GRAD Vi
LP 歌唱力 + 安定感
完凸時のサポートスキルは以下の通りです。
アイドルの絆 (Lv.10)
ユニットマスタリーSP (Lv.6)
テンションマスタリーSP+ (Lv.10)
ビジュアルマスタリーVi上限 (Lv.5)
ボーカルマスタリー体力 (Lv.3)
ダンスマスタリー体力 (Lv.3)
ビジュアルマスタリー体力 (Lv.5)
事前の生配信で発表された際に「テンションマスタリーSP」の文字を見て、あんまり強くなさそうだな…、って思いました。というのも、テンマスSPって「【ハロー、私の「いつも通り」】三峰結華」くらいにしか実装されておらず、その効果が「テンションが最高のときに一緒に行動すると確率でSP増」だったんですよね。 今回の灯織は通常のテンションマスタリーと違い、プラスが付いています。効果としては、「テンションが最高のときに一緒に行動するとSP増」となっています。赤テンション時に灯織を追えば確実にSPがもらえるということですね。
これ、使ってみて実感するのが、赤テンションのときにどのユニットのアイドルを育成している場合でも発動するユニマスSPと同等の効果なんですよね。
さらに灯織はGRADでのひらめきがViな上にカードの特化がViと一致しているのが非常に優秀で、Vi極育成の序盤に約束を守ったりしてテンションを上げることさえできれば、かなりの確率でViひらめきを回収しながらSPもある程度稼げます。
ここまでテンマスSP+の話しかしてませんが、ビジュマスVi上限も体力も上振れ狙いなら必須級のスキルではあるので、ユニマスSPの分を差し引いても単体性能がめちゃくちゃ高いカードと言えるでしょう。
ただし、GRAD育成では約束を守るのが非常に難しく、場合によっては1週無駄にする覚悟で赤テンションを取りにいく必要があるのが難点ですかね。逆に最初の約束でビジュアルレッスンを踏みに行けるとかだとニッコニコになっちゃいますね。
パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
40(1凸) VoDaVi40%UP スター3以上4T以前 30% 1
40(2凸金) VoDaVi80%UP スター3以上4T以前 30% 1
50(4凸) Vi30%UP 灯織編成時 20% 2
全色パッシブで1凸が合計120%UP、2凸は合計240%UPと、そこら辺のパッシブの比じゃないくらい倍率が上がります。ただ、最近はイルミネも完全3色の方向はなくなっていますし、計算上字面通りの倍率にはならないんですが、それでもパーセンテージは大きいですね。
惜しむらくは条件が厳しすぎることです。スター3以上ということは、流行2位以上の審査員からアピールボーナス(三割星)を取らなければなりません。それも3ターン以内に。全体アピールが6枚あるイルミネ型Daアルストだとかなり簡単にDa審査員の3割は取れたりするんですけどね。 4凸ライブスキルは、全体Vi1.5倍アピール + VoDa1倍アピール + VoDaVi10%UP(5T) です。
単純合計倍率は3.5倍、それに加えて全色バフ付与です。普通に強いんですが、Vi極で実際に運用した場合は2.5倍程度の威力が乗るかどうかってとこですかね?とはいえ、イルミネで最近流行りの3色バフ付与を条件とするパッシブのトリガーにもなり得るので、有用性は全体火力だけではないのが特徴です。 ただ、サポートスキルの項でも解説した通り、テンションさえ上げればいつでも誰でもSPが稼げる有能サポなので、出張性能としても注目です。基本的にどのユニットの育成にも絡めるカードだと思います。
(kinzokuseitarai.iconは引けました)
https://gyazo.com/65b920e113123970e6effe7a9a12237b
各育成シナリオごとの特性は以下の通りです。
table: 育成アイコン
感謝祭 ボーカル
GRAD Da
LP 歌唱力 + 表現力
完凸時のサポートスキルは以下の通りです。
アイドルの絆 (Lv.5)
ボーカルマスタリーSP (Lv.8)
約束リカバー (Lv.3)
おやすみブースト (Lv.1)
体力サポート (Lv.4)
メインとなるスキルがマスタリーSPなのは優秀ですね。GRAD育成環境ではどうしてもSP供給の方が重要度が高いので、イベント産とはいえかなり使い勝手の良いカードだと思います。
2凸パッシブスキルは、Vo35%UP(4T以前, 30%, 1回) です。
こちらはいつもの性能ですね。特に語ることはないです。
4凸ライブスキルは、Vo最大6倍アピール(メンタルが少ないほど効果UP) です。
アンティーカのサポートに多く搭載されている背水スキルです。シーズのサポートは他ユニットのコンセプトを持ってくる流れが続いていますね。まあ固有のスキルの調整とかがまだまだ実験段階なのかもしれないので、現状ここはそういうものとして受け入れるしかないでしょう。 https://gyazo.com/ed064576d766aa7c0e49c0e94d637be8
各育成シナリオごとの特性は以下の通りです。
table: 育成アイコン
感謝祭 トーク
GRAD Da
LP 歌唱力
完凸時のサポートスキルは以下の通りです。
アイドルの絆 (Lv.5)
ボーカルマスタリーVo (Lv.8)
約束リカバー (Lv.3)
おやすみブースト (Lv.3)
オーディションマスタリーSP (Lv.10)
オーディションマスタリーMe (Lv.5)
前回のグレフェス報酬である「【One, Two...♡】黛冬優子」とほぼ同じで、2種のオデマスを所持したWING周回のための優秀なカードとなっています。冬優子との違いは、Vo特化でボカマスVo持ちであることくらいですね。 ただし、当カードは強力なオーディションマスタリーVoを持つ「【凛世夕町物語】杜野凛世」と役割が微妙に被ってしまうのが惜しいところです。せめてDaかViであれば……! パッシブスキルは以下の通りです。
table: パッシブスキル
SP 効果 条件 確率 回数
40 思い出ゲージ5%UP 2T以前 5% 1
40(1凸) Vo20%UP Vo担当 30% 1
50(2凸金) Vo35%UP 3T以降 30% 1
50(4凸金) Vo50%UP 凛世編成時 20% 1
50(コミュ) Vo20%UP 2T以降 20% 2
こちらも前回のグレフェス報酬冬優子との色違い性能ですが、無凸パッシブが回復から思い出ゲージUPに入れ替わっているのが大きな違いですね。 4凸ライブスキルは、Vo2.8倍アピール + Vo25%UP(3T) です。
これも同じく冬優子の色違い性能になります。
グレフェス
今期はViノクチル最後のピースとして雛菜が実装されたため、Vi有利の特殊ルールとなりました。VoDa審査員がそれぞれデバフをばらまいてくるルールとなっていましたが、属性一致する審査員から複数回被弾しなければ他の属性でも十分に戦えたんじゃないかとは思います。 Da極はDaイルミネ、Daアルストがそれなりに出現ましたし、Vi極で新しく雛菜シルエットのViノクチルが出てくるようになりました。今期はVi審査員の興味値が多めのルールであるため、Vi極を引くのはそれほど悪いことではなかったのですが、ターンが経過するごとにとんでもないバフ倍率が乗ったViノクチルの一撃が飛んでくる確率が上がっていくため、ちょっと怖さがありますね。Voノクチルを迎え撃つときと同じような恐怖感です。 編成バリエーションが多いのは良いのですが、正直他の方々と比べると育成を詰めきれていない部分がかなり多いので、まだまだ育成周回は続きそうです。
結果
https://gyazo.com/4161f1b787d69ebf4307948d03e14bfb
https://gyazo.com/af7952e26ffcbb848fc38b336ce8fdcf
Voアンティーカが出るような長期戦ルールの時は、5ターンとかで終わるPLは得点足りないんですよ……。 https://gyazo.com/321669f3bc189a2e66f29c28d4851a36
というわけで、今期残留なりませんでした。またグレ6で出直してきます。
グレフェスTOP100
1位: 195,645pt
100位: 170,354pt
編成詳細は以下リンク
個人的に意外に感じたポイントとしては、Vi担当に「【ピトス・エルピス】樋口円香」ではなく「【おみくじ結びますか】福丸小糸」を採用した編成の方が主流だったことですね。おみくじ小糸はViノクチルにおいて一番役割が薄いイメージがあったので、Vi極編成の重要ポジであるVi担当に配置するメリットがあまり大きくないような気がしていました。よくよく性能を見てみると、固定倍率のアピールに思い出ゲージ依存の追撃が加わるので、基本的にはかなり高い単発火力を発揮することができます。また、ゲージ加速効果もあるため、ノクチルにとっては積極的に打ちたいスキルだということでしょうか。 また、Vi有利ルールの割にViアルストやViストレイが少ないですね。アルストに関しては4~5ターンフェスマでの勝ち上がりが難しいので、PL点数帯にはもう少し多いような気もしますが、実際運用してもなかなか勝ち上がるのが難しいです。最近ではVoのトップアピールが取れないことが多いので……。 Viストレイについては、「【ONSTAGE?】黛冬優子」センターの編成が2人ほどTOP100に載っていますね。思い出アピールの最大火力的に理想は「【空と青とアイツ】芹沢あさひ」センターなんですが、運用方法を少し工夫するだけで冬優子センターも十分戦っていけるようです。冬優子の場合、VoDaバフが必要ないのでバフ管理がしやすいメリットもありますし。なんなら今期はあさひセンターの編成がTOP100にいませんからね。 4位(白岸さん)のVoノクチルは今回のTRICK雛菜を採用した編成となっていて、おそらく回避のターン数を見込んだ採用かと思われます。 まとめ
あまり触れないようにしてますが、今期は声優さん絡みのスキャンダルが多く、界隈が鬱屈した空気に包まれていたような気がします。
次期はプロデューサーズカップと強化週間という、周回するにはもってこいなイベントとなっているので、気分一新して無心でやりたいところですね!