2つの物事に何でも関連づけをすることを疑う姿勢
相関関係と因果関係
相関関係は、因果関係ではない
相関関係をあたかも因果関係に置き換えている統計は多い
参考書籍:統計はこうしてウソをつく―だまされないための統計学入門、なぜビジネス書は間違うのか
安易な科学主義はカモになる
利害関係で歪められた科学結果をすぐに信じるのはカモになる
ソビエト=ハーバード流の錯覚
2つの物事に無理やり相関関係を見出すのは簡単
例えば、人口増加による以下のデータ同士をそれぞれ2つだけ抜き出して関連付けできてしまう
犯罪者の数
死亡者の数
ゲームの発売本数
ワクチンの摂取量
車の販売数
矢の周りに的を描くの悪い使用例
関連が無い事柄に無理やり関連づけをして自分が何かを発見したかのように振る舞う人に注意する
「知」の欺瞞――ポストモダン思想における科学の濫用を読んでて強く感じた。
精神分析や哲学のテーマに無理やり数学や物理学の難しい言葉と紐付けて(量子力学やトポロジーなど)、ちょっと何言ってるかわからない状態にすることで煙に巻く。
誰にも理解できない(本人にも)ことを高尚なことに見せかける権威
まさに、複雑なものは賢い・良いものだと勘違いさせることで利益を得ている人もいる
関連が理解できる、説明可能であればその関連付けは新たな視点、比喩の中での出会いになる。
もしかしたら間違った出会いかもしれないが、本人の中で納得のいく比喩であったり、理解して賛同できる人がいるのであればそれでいいと思う
例えば、MagictheGatheringとScrapboxの比喩シリーズは、両方を好きな自分としてはしっくりきている比喩の中での出会い
not for me なのに押し付けるなのように、その比喩を理解できない人に対して押し付けたり、自分の利益や賢さの承認欲求のために利用しようとする態度に気をつけたい
薔薇の名前で、殺人と「ヨハネの黙示録」に関連付けをしてしまう人々
結局「何が大事かは分からない」のだから、最終的にミスリーディングになることもある
#懐疑主義