老化を遅らせるのに有効なのは「食事制限」
もっとも研究が盛んに行われており、かつ、寿命および健康寿命を伸ばすことが再現性よく報告されている介入方法は、ビタミンおよびミネラルを適切に摂取しながら行なう「食事制限」である。この「食事制限」とは、質のよい食品を選びながら、食べる量を減らすことを意味する。
ラットを対象にした研究では、運動を重視したラットよりもエネルギー摂取制限を重視したラットの方が優位に寿命が伸びた。
人間においても、厳しいトレーニングを受けたきた競技選手で90歳以上長生きする人は少ない
運動によって健康状態は改善するものの、老化の過程を遅らせることはできないようだ 老化対策には食生活の改善が重要。いっぱい運動して好き放題食べてしまっていると老化がどんどん進む。 反証
検索してみたら、食事制限自体に老化を遅らせる効果はないという実験結果も出ていた
実験方法の違いが、結果の違いになったようだ
反例の実験では、自由摂取群でも食べる上限が決められており、食べ過ぎの対照群になっていなかった
餌の質が良いため、たくさん食べても健康を維持できたかもしれないとのこと
現代の人間だと、上限を超えて食べすぎてしまう可能性は高いだろうし、お菓子や加工食品・肉類など悪いカロリーを摂取する割合も多くなりそう
だから、結果的に食事制限を意識することが老化を抑えることになりそうなので、この反証を論文を見たからといって「自由に食べるぞ!」とは思わない、思ってはいけないという自戒 食事制限 ≒ 老化を促進するようなものを食べる量を減らす という意義がある
老化を促進しないような良い食事スタイルであれば、食事制限しなくて良いかも?というのがこの実験結果だと思う