理由の説明では何も変わらない。因果的説明を求められると、自分の知識不足と向き合って、意見が軟化する
理由の説明は、因果的説明とはまったく異なる反応につながった。被験者の自らの理解度に対する評価はまったく低下しなかった。また政策に対する立場も一切、軟化しなかった。因果的説明をした場合と異なり、理由の説明は被験者の知識の錯覚に影響を及ぼさず、政策に対する信念の強さは説明前と変わらなかった。理由を見つけるのはとても簡単だ。
「知ってるつもり」の自覚には、理由の説明ではなく、因果的説明が必要。
なんで?と理由を聞いても、その場でいくらでも理由はでっちあげられる