労働者側の給料が秘密にされている環境ほど、雇用主側に有利になる
結果として、給与秘密保持の方針は違法でありながら広く行き渡ったままとなっている。繰り返して言うが、これは給与に大きな影響を与えている。 重要な情報を持っている人がいて、かたや持っていない人がいる。
多くの場合、買い手の雇用主側が情報をたくさん持っており、有利な状況
労働者側は労働組合など団結することで対抗してきたが、その労働組合も近年解体されてきている なんかの記事か本で、全従業員の給料を透明化している企業がうまくやってる例を読んだが、出典を思い出せない
「ティール組織 給料」で検索すると、それなりに出てくる
雇用主側としては、秘密にしておいた方が得なので、そうするわな
同一労働をしているAさんとBさんがいたとして
AさんがBさんの給料情報を入手した時の反応
AさんがBさんより低い給料の場合
「なんでBさんより低いんですか!?同じ給料にしてください」という交渉がやってくるはず
AさんのほうがBさんより高い給料だった場合
「自分のほうが頑張っていることが評価されてるんだな。良かった」と、わざわざ自分の給料を下げたりBさんの給料を上げるような交渉してこない
だから基本的に全公表ルールとかにしておいて、雇用主側が有利にならないように制度側で何とかしないと無理
人と比べて給料が低いことでメンタルダメージを負うかもしれないが、給料が低いまま飼い殺されるよりマシだと思ったほうが良い
このおかげなのかどうか分からないが、ノルウェー人の平均収入は2017年世界2位の921万円だったとのこと
財務情報が公開されている会社で働く従業員の給与は、公開されていない会社の従業員の給与より5%高かった。